今シーズンのテーマ、ノマディズムを体現した一着。

デザイナーが着想源にしたのは、おじさんがシャツの上から民族衣装のようなプルオーバーを被っている、一枚の写真から。
このイメージと素材が合致して出来たセーターのようなスモックです。

無染色のブルガリア産のウールの平織り生地。
濃いブラウンと生成りの２色で織り上げ、最後に縮絨をかけて仕上げたニットのように軽い素材。
とても表情のあるテキスタイルで、フランクリーダーあたりでも見かけそうな味のある雰囲気です。

インナーは衿付きシャツでも薄手のタートルでも、また裾を絞ってブラウジングさせれば本当にセーターのようにもなり、様々な着こなしが可能。
裾のロウ引き紐や鈍いゴールドのアグレットのシャープさが引き締めてくれるため、牧歌的にならず、モダンに大人っぽくお召しいただけます。

キーネックもメンズウェアではあまり見かけない表情なので、レイヤリングも新鮮に映ります。
ということで冬もVゾーンのアレンジに重宝すること間違いなし。

定番のスリーピングシャツとのレイヤードもオススメ。
コーディネートの幅を広げてくれる、シャツ以上、セーター未満のユニークなマルチトップスです。