CIOTAの定番ジーンズが新しくなりました。
ブランド発足依頼初、満を時してのモデルチェンジとなります。

旧モデルもそれはそれは凄いものでしたが、パタンナーも変わり、完全ユニセックス仕様に。
さらに進化しています。

こちらはブラックデニムのワンウォッシュスリムモデル。
リーバイス60年代後半の606をモチーフにした、シオタのジーンズの中でも最も細身なシルエットになります。

とはいえオリジナルのような極端に細い裾幅のスーパースリムではなく、大人がすっきりスマートに履ける適度なスリム加減。
股上も深すぎず浅すぎず、全体のフォルムに合わせて自然な深さに設定されているため、現代的で違和感のないバランスに仕上がっています。

アウトシームがセルビッジではなく、巻き縫いなのはオリジナルを踏襲。
しかしながら、生地自体は旧式力織機にて低速で製織された正真正銘のセルビッジ生地であり、あえて耳を捨てているという非常に贅沢な仕様です。

シャトル織機ならではの凹凸感のある豊かな表情が出ていますし、さらにキバタにて縫製後ワンウォッシュしてありますので、裾に向かって生地のねじれも発生しており、ヴィンテージさながらの雰囲気もプラスされてます。

もちろん、ストレートモデルなどと同様、ジーンズとは思えないほどの肌あたりの柔らかさと履き心地の良さは健在。
スリムシルエットということで、その恩恵は特に顕著に。

本格派ジーンズのワンウォッシュモデルといえばまだまだ硬さの残るゴワゴワなものを想像されると思いますが、シオタのワンウォッシュモデルは他ブランドのヘビーウォッシュモデルを超えるような柔らかさがあり、初めから全くストレスのない快適な履き心地をお楽しみいただけます。

しかもこの快適さ、ライトオンスのペラペラな生地やストレッチ生地によるものではなく、13.5オンスのしっかりとしたノンストレッチ生地で実現できているというのが凄いところ。
これぞインドで手摘みされる超高級超長綿スビンコットンを贅沢に緯(ヨコ)糸に使用している恩恵です。

もちろんしっかり履き込んでいけばヴィンテージさながらの経年変化も期待できますので、育てがいもあります。
ヨコ糸がブラックということもあり、強いコントラストが効いた縦落ちまでは期待できませんが、タテ糸はロープ染色で中白ですから、ある程度の色落ちも楽しめる仕様。
また、柔らかいからといって生地が弱いわけではありませんので、ラフにガンガンお使いいただけます。

適度に股上深めでジッパーフロントなのも楽チン。
ちなみにジッパーはヴィンテージライクな42タロンです。

バリエーションとして細身のデニムも履きたい気分だけど窮屈でゴワゴワするのは嫌、でも軟弱でイマイチな質感のストレッチデニムは選びたくない、という皆様。
これが答えです。

ヴィンテージ感がありながらも現代にフィットするバランスの良さ。
さらに、贅沢にもスビンコットンを緯(ヨコ)糸に使用することでワンウォッシュにもかかわらず長年履き込んだような暴力的な柔らかさも備えているという、コンフォートっぷり。
しかもこれらにファクトリーブランドならではのコスパの高さも加わりますから、そりゃ人気なのも頷けます。

ちなみに新モデルからサイズ展開も変更になりました。
従来の1インチ刻みではなく、2インチ刻み設定に。

柔らかいとはいえ、あまりジャストすぎるのはどうかと思いますので、基本的にワンサイズアップを当店では推奨しています。
例えば28インチくらいの方は少しゆるめの30インチがオススメ。
細身でスマートな感じがありつつも、キマりすぎないリラックスした雰囲気も醸し出せます。

生機(キバタ)とはいえワンウォッシュモデルのため、お洗濯による多少の縮みはあるものの、極端なものではありません。
ウエストは履いていくと伸びてきますので、ベルトなしのウエストジャストで履かれたい場合、最初はやや窮屈なくらいのウエストサイズをお選びいただくのが良いかもしれません。

サイズ選びについてはお気軽にご相談下さい。