バトナーの代表作にして傑作と誉れ高い、あぜ編みシグネチャーウールニットシリーズが今シーズンも入荷しました。
こちらはメンズの5ゲージクルーネックモデルになります。

コットンかと思うほどチクチク感の少ない滑らかな肌触りに驚き、粒立った編み玉の美しさに上質さを感じ、柔らかで思いのほか軽い着心地に感動した後、良い意味で予想を裏切る価格に度肝を抜かれるこちらの一着。
昨今の状況を反映して値上げとなりましたが、それでもこのクオリティで税込2万円台というのは驚異的です。

耐摩耗性を向上させるなど毎年のように改良を重ねている本シリーズですが、SOLIDWOOLという新しい糸をオリジナルで開発して使用するまでに進化。
今まで以上に編地が整って上品なルックスになっているだけでなく、さらに肌触りは優しく毛玉もできにくくなっており、耐久性はさらにUP。
値上がりしているとはいえより長持ちするわけですから、むしろお買い得感は増しているとも言えます。

ふわふわとした起毛感がなく、非常にクリアで洗練された雰囲気に仕上がっているのは梳毛ウールならでは。
秋冬物ではありますが、3月など春に着ていただいても見た目に季節外れの暑苦しい感じがなく、ローゲージニットとはいえ着用可能期間が長いというのもポイントです。

目立て数を極端に増やすことで身頃と袖の繋ぎを目立たなくさせ、八の字状に切り替わった編み立てがシンプルながらもアイコニック。
シルエットもゆるすぎず、タイトでもなく、ローゲージニットのざっくり感がしっかり感じられる絶妙な塩梅。

整然と乱れのない編み玉の美しさも特筆もので、原料の良さ、ニッティング技術、デザイン、どれをとっても一級品。
明らかに上質で良いものというオーラが出ており、洋服に興味のない方にもその雰囲気は十分伝わるものだと思います。

日本のブランドだけに、着丈袖丈は日本人にピッタリの設定というのも嬉しいところ。
ちなみに、これくらいの度目のローゲージニットであれば、着ていくと必要に応じて編み目が広がって馴染んできますので、実寸よりも少しゆとりが出てくるとお考え下さい。

下に襟付きシャツを合わせてキレイめ感をプラスしても良いですし、ハイネックのカットソーなどを合わせてソフトな雰囲気を強調させても良し。
クリーンなルックスですので、あえてボロボロな軍パンやジーンズと合わせるなどメリハリを効かせたコーディネートもオススメです。

繰り返しになりますが、このプライスは本当にお買い得。
まさにファクトリーブランドのバトナーだからこそできる価格設定。

そもそも通常のブランドは工場に依頼して生産してもらうわけですから、その中間コストがかからない工場直のバトナーと価格で張り合えるわけがありません。

それでいて品質だけでなくデザインやシルエット・サイズバランスなどにも隙が無いわけですからもう無敵。
他ブランドが勝負にならないから勘弁してほしいと愚痴をこぼすのも無理はないですね。

上質で肉厚なローゲージニットが欲しいけど、なかなか高くて手が出せないという方も多いはず。
価格／品質／着心地／シルエット、全てにおいて素晴らしい、納得の一枚です。

こちらは緑がかったニュアンスの入る絶妙なチャコールグレー系のカラーになります。