今シーズンより始動した、バトナーデザイナー奥山氏の肝煎り企画、その名もGOAT SERIES（ゴートシリーズ）。

ここでいうGOATはヤギのことではなく、Greatest Of All Timeを略したスラングであり、「史上最高の」といった意味を持ちます。
つまり、バトナー史上ぶっちぎりの最高峰アイテムが揃う、ハイエンドラインになります。

通常ラインのアイテムでさえ、今や世界最高峰原料を用い、編み機の改造も含めた創意工夫とハイレベルな設備や技術力を武器に、他を圧倒する完成度とコストパフォーマンスを誇るバトナーだけに、このゴートシリーズはまさにヤバいの一言。

あまりに豪奢で飛び抜けたクオリティに心底度肝を抜かれます。

あまたのラグジュアリーメゾンでも見つけることのできない雲上レベルの逸品揃い。
初体験の連続です。

これを妄想レベルに留めるのではなく量産できてしまうのは、日本屈指のファクトリーブランドならでは。
こんなもの、普通のブランドが企画しようものならプライスがとんでもないことになりますから、ハイリスクすぎて誰もやろうとすら思いません。

そもそもプライス云々ではなく、ニットに対する圧倒的知見と技術力、トライアンドエラーを容易に行える恵まれた環境がなければ生み出すことが不可能なアイテムばかり。

特別なことを示す、ゴートシリーズ専用のネームタグが付属します。
バトナーの真髄、とくとご堪能下さい。

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こちらはコットンやウールでもリリースされている、バトナーの大定番、32ゲージスムースニットを紡毛カシミアで作るというとんでもない逸品。

32ゲージの度詰めでスムース組織を成型編みすることは非常に難しいため、コットンバージョンでさえ数年の開発期間を要し、世界最高峰ハイゲージマシーンを改造して完成させたという曰く付きの傑作シリーズのカシミアバージョンになります。

数年前、さらに難易度が高いウールバージョンをやっと完成させたばかりというのに...
飽くなき探究心に感服です。

そもそも世界でもバトナーにしか作れないものではあるのですが、このカシミアモデルはまさに別格。
32ゲージ用の極細番手紡毛カシミア糸を調達するところからして常軌を逸しています。

ダブル組織のスムースで超度詰め、紡毛の膨らみも合わさることで肉感たっぷり、カシミアの滑らかさも加わり、えも言われぬ気持ち良さとしっかり感が。
縮絨加減も絶妙です。

コットンやウールバージョンでもそうでしたが、恐ろしいほどのタフさはこちらでも健在。
ウールに比べてスケールの立っていないカシミアは洗濯による縮みのリスクも少なめで、気軽に洗える安心感もあります。

そもそも汚れにくいので頻繁に洗う必要はありませんが、着用や洗濯を繰り返していくことでさらにカシミア繊維が花開き、滑らかで極上のタッチに進化。
型崩れなどの心配も限りなく少ないので、遠慮なくガシガシ使い倒しながら最高の着心地をずっと味わっていただけます。

生地だけでなく、デザインや醸し出す雰囲気も唯一無二。
カットソーでもなく、とはいえ一般的なセーターとも異なる、不思議な魅力に溢れています。

よくあるセーターのように、袖口や裾がリブでキュッとすぼまっておらず、遠目ではロンTのような輪郭。
しかしながら、袋編みでカジュアル寄りに仕立てたようなセーターとも異なる直線的でモダンな表情。
独特な上品さと高級感も漂います。

こちらはこう見えてカット＆ソーンではなくパーツごとに編み立てる成型編みのため、生地端のほつれを処理する必要がなく、一般的なカットソーとは一線を画す、シームレスでミニマルなルックスに仕上げることが可能に。
袖口や裾などの生地端部分はスパッと断ち切られたような、段差のない非常に美しい仕上がりです。

また、リンキング（繋ぎ目）部分の縫い代も驚くべき細さで素晴らしく整っており、裏返しで着ても恥ずかしくないくらいの美しさ。
表から見えない部分にも手を抜かず、徹底的にこだわっています。

サイドスリットもさりげないアクセントに。
サイズ1は女性の方がゆったりめに着用いただくのも素敵です。

スムース編みらしいモチッとした弾力感、カシミアの滑らかさと保温性が最高に気持ち良い一着。
ぜひ素肌に近いところでお召しいただきたく、タンクトップなど袖のない肌着の上からの着用が1番のオススメです。

ペラペラではなく適度に肉感があるものの、ローゲージ系ほどの厚みはないため嵩張らず、それでいてギッチリと詰まっているので保温性もしっかり。
インナーのラインも拾いにくく、襟付きシャツなどとのレイヤードはもちろん、サイズさえ合えばパーカーなどとレイヤードいただくのも面白いかもしれません。

タイトでもビッグシルエットでもなく、程良くゆとりのある中庸なシルエット。
トレンドに左右されることなく、末永くお使いいただけます。

こちらのチャコールは、トップ染めならではのメランジ感が美しいだけでなく、ホコリの付着も目立ちにくい優秀なカラーリングです。