定番の587Gとは異なる魅力を持った、スペシャルセルビッジGジャンシリーズ。
こちらはワンプリーツモデルの109Jになります。

こちらのモデルは、リーバイスの2ndモデルをベースにしながらも、左右のフロントポケットを大きくして下位置に配置することで視覚的な重心が下がり、丈が短くて合わせにくいという2ndの弱点を解消しています。
また、フラップを排除することでボタン数も少なくなり、全体的にミニマルでスッキリとした印象に。

さらにバックスタイルはシンチバック付きでこちらは1stモチーフというのもユニーク。
たっぷりとした身幅をこれでギュッと絞ってあげることで、シルエットを大きく変化させることも可能です。
しかもT字に切り替えの入る、通称Tバック仕様にするあたり、ビンテージに精通したデザイナーらしい遊び心が感じられます。

また、一番の視覚的ポイントとしては袖をロールアップしたときに覗く、オリジナルのパイピングが施されたセルビッジ。
これが見えることで一般的なGジャンとは一線を画すモダンな雰囲気に。
とはいえ大袈裟なものでもありませんので、あくまでさりげなく、コーディネートの邪魔をすることはありません。

A-TYPE、S-TYPE、F-TYPEのユニセックス3サイズ展開ですが、サイズによって随分印象が異なるのもこのモデルの特徴です。

A-TYPEは一般的な女性がゆったり目に着れて、細身の男性がジャストで着用できるサイズ感。
袖は長めにロールアップしても可愛いですし、シンチバックを強めに絞れば小柄で細身な女性でも問題なく着用いただけます。

S-TYPEはMくらいまでの男性にオススメのサイズ。
アームや身幅がピッタリすることなく、上にも下にも重ね着のしやすい使いやすいシルエットです。

F-TYPEは大柄な男性、もしくは普通体型の男性がオーバーサイズ気味に着用するのに適したサイズ。
袖はロールアップしなくてもいいので、長身の方でも袖丈が足りないということはありません。

全サイズに共通していますが、適度に落としたショルダーラインとゆったりとしたボックスシルエットで、トレンドに寄せすぎないながらもリラックス感があり、Tシャツの上からサラッと羽織るだけでもサマになる一着です。

未洗いのリジッド生地ということで新品の状態は固めで落ち感がイマイチ、シルエットが綺麗に出にくいですが、何度か洗っていただければ馴染みも出て、いい感じにこなれてきます。
その後はどんどん着込んでいって味を出していただきたいですね。

定番Gジャンの587Gよりもデニム生地の青味が控えめでデザイン的にも男らしさが強い印象。
それでもポップなパイピングや絶妙なシルエットのおかげで無骨にならず、モダンな雰囲気に。

同シリーズのジーンズとのセットアップもおしゃれ感抜群でオススメです。

画像1,2枚目：A-TYPEをウィメンズのマネキンに着せています
画像3,4枚目：S-TYPEをウィメンズのマネキンに着せています
画像5,6枚目：F-TYPEをメンズのマネキンに着せています