他では見つけられない、ニット屋ならではの贅沢仕様のニットポロシャツがバトナーより登場です。

不揃いに毛羽立ったいかにもウォーミーな風合いの細番の紡毛糸を、あえて超強撚することでドライタッチにし、さらに肌離れを良くするために肌への接地面が少ない鹿の子編みで度詰めにするという、説明するのもややこしいこだわりの仕様に。

そもそも、秋冬らしい温かみのあるフワッとした紡毛糸を強撚して表向きに風合いを殺すのはもったいなく、普通はやりませんがそこはバトナー。
贅沢にもあえてセオリーとは対照的な質感に仕上げることで、梳毛の強撚にはない、奥底に膨らみや温かみを内包させた独特の風合いを獲得しています。

とはいえ、表向きは毛羽感少なくドライタッチのため春に着用しても違和感がありませんし、ウールということで吸湿発散性も高いため、4月や10月あたりの暖かい季節も着やすいかと。
かなりのロングシーズン活躍してくれます。

分厚すぎず、インナーでも収まりやすいミドルゲージですが、超強撚かつ度詰めということで編み地も粒立って素晴らしい立体感が。
決して奇を衒うようなデザインではありませんが、しっかりとした存在感があります。

適度にゆとりのあるフィッティングですが、袖や裾はリブで引き締めてあるためルーズな印象になりませんし、プルオーバータイプながらフロントは4つボタンで深めに開くため、着脱がしやすいです。
あえてフロントボタンを全開にしてインナーを大胆に見せるようなレイヤリングも面白いですし、クリアな編み地とは対照的なほっこりするような可愛らしい胸ポケットも良いアクセントに。

インナーにハイネックカットソーなどを合わせてソフトなリラックス感を強調しても良いですし、スタンドカラーシャツなどを合わせてシャキッと品良く着こなすのもオススメ。
上からガバッとハイテクアウターやツルッとしたギャバのトレンチコートなど合わせて、生地感のコントラストを効かせるのもいいですね。

コーディネートの幅が広がるデザインと特殊な質感、新品古着を問わず探しても見つからない、玄人好みの素敵な一着。
やや明るめなトーンの絶妙なネイビーカラーというのもポイントです。