色味・風合い・全体的な雰囲気、どれをとっても秀逸なローゲージニットがフィルメランジェより入荷しました。

当店でニットといえばバトナーが主軸。
そのクオリティ、センス、コスパ、は他の追随を許さないほどですから、他のブランドからニットをオススメされても、そのジャッジは相当シビアになってしまいます。

しかし、今回のこのニットはあまりに素晴らしかったため、有無を言わさず買い付け。
この撚り杢糸の奥深いカラーリング、手編みを思わせるような不揃いで揺らぎのある雰囲気、こういうのを作らせるとフィルメランジェはホントにお上手です。

英国羊毛の中では柔らかい部類のシェットランドウール糸とスラブ糸を撚って1本の糸にすることで、シェットランドニット特有の雰囲気を纏いながらも、ムラのある表情が手編みニットを彷彿とさせ、温かみやリッチさを演出。
ざっくりとした肉感のあるローゲージニットで、保温性もしっかりしています。

また、油分が豊富と言われるシェットランドウール特有のほのかにオイリーなタッチも感じられ、汚れにくいというのも特徴。
なんといっても、ホワイトとダークグレーのシェットランド杢糸とブルーのスラブ糸のランダムな絡み具合が素晴らしいトーンを形成しており、非常に味わい深い絶妙なカラーリングです。

直線的な袖付け、普遍的なリラックスシルエットで、流行りに左右されず、おじいちゃんになっても着続けられるような普遍性を備えた一着。
あえてツルッとしたブロードシャツをレイヤードして上品に見せてもいいですし、太畝のコーデュロイパンツなどと合わせて、あたたかみのあるダッドスタイルでお召しいただくのもオシャレかと。

ダークなアウターの差し色としてお使いいただいても雰囲気抜群だと思います。
女性の方がざっくりと萌え袖オーバーサイズで着ていただいても絶対カワイイですね。