バトナーはニットだけではありません。
23ss初登場以来、人気が爆発しているジャンベルカスウェットシリーズ。

質感、デザインやサイズバランス、コスパ、どれをとっても秀逸。
そしてこちらは新型のパンツモデルになります。

日本に2台しかないというドイツ製のジャンベルカという古い編機を使用し、ゆっくりと編み立てることで、味わい深い風合いを実現した一着。
実はこの生地、フィルメランジェを手掛けるBBAアソシエーション製ということで悪いわけがありません。

表地は空紡糸ならではのカリッとした風合いで頼もしく、逆に裏側はソフトタッチな糸を使用して起毛をかけているのでフワッとした優しいタッチに。
肉厚でふっくら、キックバック性のある豊かな風合いがたまりません。

そしてシルエットとデザインも秀逸。
あえて裾にはリブや絞りを入れず、スラックスのような雰囲気に。

もちろんウエストはゴム＆ドローコード仕様で伸縮性があって楽チン。
ハリコシがありながらも伸縮性もあって、動きやすいです。

サイドシームのない巻きパンツ仕様。
包まれるような丸みが出て、スウェットパンツらしい柔らかさがより現れています。

片玉縁仕様のハンドポケット付き。
全体的にシームの少ないミニマルなルックスということもあって、あえてヒップポケットは付いていません。

落ち感があるのでボワっとせず、ルーズな感じは控えめ。
テーパードも適度に効いており、部屋着っぽさは薄く、テーラードジャケットなどとも相性良好です。

とはいえ、ピタピタで足のラインが出るような感じでは全くなく、リラックス感もあり。
股上深めですから、へそ位置のハイウエストで履いていただければスッキリ、腰履きすればサルエル気味にルーズ、とウエスト位置次第でシルエットも変えられます。

革靴もスニーカーも合う適度なボリュームと裾幅感。
股下も日本人に合わせた長さ設定のため、裾のカットなど必要なく、ジャストで履きやすいかと思います。

今シーズンはこのオリーブの色味が素晴らしかったため、漢の1色展開。
洗い込んでいくと、フェードしていってヴィンテージ感が増してくるのも楽しみですね。
（このお色、正確なトーンが写真だと出にくいです。お色についてはお気軽にお問い合わせ下さい）

この使い勝手の良さ、質感の良さで税抜き26,000円は優秀。
外部調達の生地とはいえ、自社で縫製ができる強みを活かしたコストパフォーマンスの高さも大きな魅力です。