フィルメランジェが定番的にリリースしている極上のメルトンウールシリーズが今年も登場しました。

今季はオーストラリア南東部原産の上質なラムウールを編み立て後に縮絨させた、メルトンニット生地を採用。
一般的なメルトン系の織物生地とは一線を画す、軽さと柔らかさ、弾力性に驚かされます。

空気を溜め込みやすい構造のため、一枚仕立てながら非常に保温性が高いのもポイント。
さらに、もともとニット生地ということもあって伸縮性があって動きやすさも抜群、といいことづくめ。

個人的には数年前からハイペースで愛用していたものの、かなり高額ということで販売用には仕入れていなかったのですが、この素晴らしさをぜひ皆様にご体感いただきたいと思い、今季は思い切って仕入れてみました。

すでにお客様からは驚きと喜びの声をいただいています。
絶対的な価格は高額ですが、これだけの着心地の良さと機能性であれば、むしろ長い目でみるとお買い得と言えるかもしれません。

1930年から40年代のアメリカ海軍のダッフルコートをベースに作り上げられたこちらの一着。
ゆったりとしたAラインで生地の分量も非常に多いため、普通のメルトン生地だと非常に重い仕上がりになりますが、この生地を使用することで、見た目を裏切る驚きの軽さと柔らかな着心地を実現しています。

一枚仕立てのライトな仕上がりなのに、保温性もバッチリというのも凄いですね。
左前・右前に変えられる、レザー＆ホーンボタン製のトグルパーツも高級感があります。

袖口や裾、ポケット口は断ち切りで軽やかな印象に仕上げられていますが、袖先は生地を二重にしてあったり、ポケット裏はヘリンボーン生地で補強してあったりと、細部にわたって配慮とこだわりが感じられます。

程よくゆとりがあるので重ね着もしやすく、落ち感もキレイなのでワンサイズアップしていただいても雰囲気良し。
とにかくこの軽さと暖かさ、柔らかくて伸縮性のある着心地の良さはお試しいただかないと伝わらないかもしれません。
激しくオススメします。

ブラックネイビーと名付けられた鉄紺色はシックで汎用性の高いカラーリングです。