タピアはセットアップだけじゃありません。
スウェットなど、カットソー類のクオリティにも定評があるんです。

ということでまずはスウェットパーカのご紹介。

（モデル：身長168cm体重55kg細身男性）
【パーカ : Tapia LOS ANGELES ￥25,920 / Size : XS】
【パンツ : ENGINEERED GARMENTS ￥38,880 / Size : XS】
【カットソー : GICIPI ￥8,424 / Size : 3】
【その他 : 私物】

大人のための、シンプルで上質なリラックスウェアといった趣の一枚。
前回ご紹介したセットアップと同じく、製品にしたあとに色を染めるガーメントダイですので、洗いをかけたようなこなれた風合いに仕上がっています。

何と言っても特徴的なのは、大きく落ちたショルダーライン。
「あぁ、今時のオーバーサイズね」と思ったアナタ、違うんですよ。

ヴェトモンに代表されるような過剰なオーバーサイズとは一線を画す、大人なユルさがタピアらしくて上品です。
肩と同じく身幅もゆったりしていますが、着丈袖丈がスッキリしているので、だらしなくならず足長効果もアリ。

クロスしたフードの付け根やドローコード、ホールの穴かがりまで細部に渡って雰囲気ヨシ。
フードのボリュームはあえて抑え気味ですが、これは全体のバランスを考慮した上で最も映えるように設定された結果かと。
こういった積み重ねがデザイナーの腕の見せどころ、さすがマイケルタピアです。

バックスタイルも、リラックス感がありながらルーズすぎない、どこか大人な佇まい。

ちなみにこちらのIceというお色は、ほんのうっすら色がついたようなオフホワイトorスーパーライトグレーといった感じのカラーリング。
真っ白よりも角が取れた、ナチュラルな雰囲気を醸し出しています。

春や秋はアウターとして活躍しますが、これからの季節はインナー使いで威力を発揮。
特にこのお色は、重くなりがちな冬の装いに絶妙な抜け感をプラスしてくれます。

あ、アームホールや身頃にそこそこゆとりがありますので、タイトなアウターのインナーには不向きです。あしからず。

【コート : FilMelange ￥105,840 / Size : 4】

ちなみに上から羽織ったフィルメランジェのダッフルコート、実は今季一番のオススメアウターだったりします。

とにかく見た目からは想像もできない、驚きの軽い着心地と高い保温性。
さらに伸縮性もあって肌触りも滑らかといいことづくめ、もう最高です。

1930年代のアメリカ海軍のダッフルコートをベースにしたというこのデザインも秀逸。
プライスもなかなかですが、こんな素晴らしい完成度のアウターにはなかなかお目に掛かれません。

店頭でご試着いただいたお客様もことごとく感嘆の声を上げてらっしゃいますが、それも納得、とにかくスゴイです。
なお、落ち感も良いので画像ではあえて大きめサイズを着用しています。

【パンツ : ENGINEERED GARMENTS ￥38,880 / Size : XS】

そしてパンツがこれまた素晴らしい。
エンジニアドガーメンツのエマーソンパンツです。

タック入りでうっすらテーパードしていく秀逸シルエット。
極端に太すぎず、でもこなれ感たっぷりのリラックスした雰囲気。
今、デイリー履きたいのはこういうパンツなんですよ。

財布やハンカチを入れられるように、右後にのみボタン付きのパッチポケットが。

前面は、持ち出し付きで2プリーツのクラシカルなトラウザーのようなルックスですが、

背面はゴムシャーリングのウエストで、イージーパンツのような楽チンな履き心地を実現。
足に張り付かないフィット感と相まって、非常に快適です。

以前ご紹介したセットアップもそうですが、このコーデュロイ生地は質感もカラーリングも素敵なんですよね〜

話が脱線しましたが、このパーカーいい感じです。
ちなみに、XSからLサイズまで仕入れていますが、XSもLもあんまり大きさが変わらないような気が。
着丈が多少かわりますので、そこの違いでお選びいただくのが良いかもしれません。

ちなみに、フードなしのクルーネックタイプもあります。

【スウェットシャツ : Tapia LOS ANGELES ￥20,520 / Size : XS】

襟付きシャツと合わせた、優等生的な着こなしもサマになりますね。

こちらもパーカと同じくドロップショルダーが特徴的。

ビックリなのは生地感の違い。
このMarineカラーのクルーネックタイプは、異常なほどソフトでふわっとした肌触りなんですよ。
先にご紹介したIceカラーのパーカがアメリカっぽいオープンエンド調のカリッとした風合いなのに対し、これは吊り編みのような柔らかさで着心地抜群。
これは意図的に生地感を変えているのか、ガーメントダイによる個体差なのかわかりませんが、モデルとカラーの組み合わせによってかなり質感が変わるというのも、クラフト感があって面白いところです。

セットアップもそうでしたが、こちらのスウェットシリーズもタグはスタンプ仕様。
裏起毛なので滲んじゃってますが、それもハンドメイドっぽくてアジがあります。

スウェットは便利で着用頻度も高いアイテムだけに、上質なものを選びたいですね。
当店の定番 フィルメランジェのスウェットも抜群のクオリティですが、こちらも負けず劣らずの完成度。
一応メンズモデルですが、女性の方にもオススメです。