日本のデニムのカリスマが作る、ジャパンデニムの急先鋒、リゾルトの代表作710が入荷しました。

このリゾルト、レプリカジーンズの先駆けである「ドゥニーム」の創始者、林 芳享氏が新たに立ち上げたジーンズブランドということで、どれもがマニアも唸る生地やディテールを備えているものの、ヴィンテージ礼賛に陥りすぎることなく、あくまで日常の道具としてもファッションとしても時代を超えて機能する驚きの完成度を備えています。

全4型しかないリゾルトのジーンズですが、リーバイスの通称66モデルをモチーフにしたこのモデルがダントツ人気の大定番。
欧米人に比べてヒップの肉付きが薄い日本人に適したパターンになっており、わずかにテーパードしたスリムストレートのシルエットと相まって、非常にスマートなルックスに仕上がっています。

地面から10cm程度の丈で履くことが推奨されているのも特徴的。
たしかに、くるぶしを出して9分丈くらいで履いた時のラインの美しさは特筆ものです。

そんな丈感を実現させるためにレングスの展開が極めて幅広いのもこの710の凄いところ。
ウエストサイズの展開が26インチから40インチと幅広いだけでなく、レングス（股下）の展開も28インチから36インチまであり、そのサイズ展開は全87種類という驚異のワイドレンジです。
ウエストのサイズ展開はまだしも、レングスをこれだけ幅広く展開しているパンツブランドは他にないのではないでしょうか？

しかも、レングスに応じて個別にパターンを引き直してあるため、膝の絞り位置などもしっかりジャストサイズを選べます。
比較的小柄な日本人の場合、大抵のパンツは裾上げを迫られますが、これはその必要もなく、小柄な方でも当初想定されている美シルエットをお楽しみいただけるのは嬉しいですね。

老若男女、それぞれ自分にぴったりのウエストとレングスの一本をチョイスできるという、まるでセミオーダーのような夢の展開。
なお、当店はすべてのサイズを在庫しているわけではありませんので、ご希望のサイズが品切れの場合はお気軽にお申し付け下さい。
短期間でお取り寄せが可能です。

使用しているデニム生地ももちろんMade in Japan。
備後地方の旧式織機で織り上げたオリジナル生地は、他には無い毛羽立ち感が特徴です。
セルビッジ付きで昔の501のようにシームラインが強く捻れているのも雰囲気があります。

独特なブルーのトーンも素晴らしく、履き方や洗い方によって色の変化は千差万別というのも面白いところ。
履き込んでいくと、摩擦の多い場所から毛羽が取れていき、濃淡の美しい色落ちが楽しめます。

なお、クッキリとした色落ちを出すため、半年洗わないとか、洗うときは裏返しにするといったコダワリは不要とのこと。
なんら気を使うことなく、普通に洗って干してを繰り返し、自然な形で自分だけの一本に育てて欲しいとのことです。

その方が楽ですし、清潔ですね。
そんなやり方でも、美しいカラーコントラストがついた、自分だけの一本に育ってくれます。
初めのゴワっとした感じからは想像できないほど、サラッと柔らかな生地感に変化していき、とても履きやすくなるのも驚きです。

ウエストは履いていると伸びてきますので、購入時はややキツイくらいのサイズをお選びいただくのがオススメ。
試着時はボタンを留めるのも硬くて苦労しますが、1,2回履くだけでそのあたりのストレスは無くなります。

ワンウォッシュモデルですので、洗濯による縮みはほとんどありませんが、伸びたウエストは洗うことで縮み、履くことで伸びる、の繰り返し。
レングスはほとんど縮みませんが、履き込んでいくことで少し膝がでてきますので、新品時よりも1cm程度短くなるとお考え下さい。
また、高温乾燥機を使用される場合は上記よりも縮む可能性がありますので、別途ご相談下さい。

とにかくシルエットの美しさと独特の生地感は唯一無二の存在感。
ジャケットやブレザーなどドレッシーなアイテムとの相性も良く、ヴィンテージデニムにありがちな土臭さや汗臭さのようなものを感じさせないスマートな一本です。

こちらは2番目に股下の短い、レングス29インチの商品ページです。
身長165cmから170cm台前半あたりの方には丁度良い丈感になりそうですが、それより高身長の方があえて短めに履いていただくのも面白いかもしれません。

※ 色移りする場合がありますので、単品での洗濯をオススメいたします。淡色アイテムとの摩擦にもご注意下さい。