先週末に開催させていただいたトランクショー。
今回も大盛況でした。
中にはわざわざこの日のために遠方よりお越しいただいた方も。
改めて御礼申し上げます。
皆々様、本当にありがとうございました。
全くの疲れ知らずのノンストップ、延々とマシンガントークを続けるT氏の脅威的なバイタリティも相変わらず。
説得力もハンパではないので皆様興味津々、一時はバナナの叩き売りのような状態になっている時間帯も。
この人、実演販売員としても十分食っていけますよ…
新製品の評判も上々で、彼も喜んでいました。
ただ、マンボウが発令されていた影響で、営業終了後はどこの飲食店も空いておらず、晩飯は3日連続で資さんうどん(北九州を代表するローカルチェーン店)の持ち帰りという悲劇。
なんとも申し訳なかったですね…
しかし新発見。
持ち帰りの資さんうどんは店内で食べるのとは一味違う印象で、想像以上にウマイんですよ、奥さん!
ヘトヘトで単純に腹が減ってたから美味く感じた可能性も大ですが。
最近はドライブスルー併設の店舗もあって進化してます、資さん。
あと、激烈美味だったアイスモナカが冬季はお休みなのか、ぜんざいにチェンジしてました。
ぜひ一年中食べられるようにしてほしいです。
今度投書しようと思います。
頑張れ資さん。
いやお前が頑張れよ。
なぜか話題が資さんうどんにシフトしてしまったので、ちょっと戻しますね。
イベントの様子が少しでも伝わればということで簡単にご紹介させていただきます。
まずはPEZZETTINO(ペッツェティーノ)。
当店でもサンダルやベルトが大人気、ウチのラインナップには欠かせないブランドです。
イタリア最高峰の靴職人が手掛けるだけあって、そのクオリティは群を抜いています。
元々は画家志望だったという下地もあってか、センスもズバ抜けており、技術と感性を併せ持った稀有な存在。
彼の作り上げるものに間違いはありません。
我々も全幅の信頼を寄せています。
レギュラーサンダル、グルカサンダルに続く新型は、その名もトイレットサンダル。
いわゆる便所スリッパ型です。
ポピュラーではありますが、いまひとつ垢抜けず、どれも似たり寄ったりな印象があるのがこの形。
であれば我々が世界で最も美しい一足を作る、ということで生まれた力作です。
詳細はまた追ってご紹介させていただきます。
イベント用の即売品として用意されていたのは、通常のパティーヌベルトにモカ縫いやスキンステッチを装飾的に配した、アルティジャーノコレクションのスペシャルベルト。
バックルにも特殊な加工を施した、手の込んだ逸品です。
新作ベルトは2種類。
向かって左は、スウェードレザーにパティーヌを施すという未体験の一本。
右は特殊な編みが施されたメッシュベルトです。
個人的にお気に入りなのはこのメッシュベルトの方ですね。
奥深い濃淡がつきやすいようにと、あえて分厚く仕立てられた迫力満点な一本ですが、細幅なのでしつこくなく、ハンドカットならではのクラフト感もあって、腰回りに絶妙なアクセントをもたらしてくれそうです。
こちらのモデルは後日正式にオーダーするつもりなので、数ヶ月後には入荷予定。
サンプルはイベント終了後も店に置いていますので、ぜひご覧下さい。
ご予約も承ってます。
イタリアの名だたるカシミアニットブランドの黎明期を支え、今も世界的ラグジュアリーブランドのカシミアニットを作り続けている凄腕工房のオリジナルブランド、SANTI(サンティ)。
少量ではありますが、サンプル品のタートルネックやカーディガンなどが即売品として入荷しており、サイズや色の好みが合う方にはラッキーだったと思います。
お次は、爆発的人気を誇った当店オリジナル制作のショッパーバッグと同じ、貴重なヘラジカ革を使用した巾着型のショルダーバッグ。
ちなみに画像のものは完成形ではありません。
我々夫婦があーでもない、こーでもないと話し合いながら、勝手にパーツを外したり、紐を付け替えたりしてアレンジした試作過程のもの。
本来のサンプル製品はストラップが二重に付いていたり、ハトメなどの金属パーツが目立っていて結構ゴチャゴチャした印象だったため、よりシンプルに、この革のドレープの美しさが際立つような仕様に変更しようと思っています。
完成形はもっと良くなると思いますのでどうぞご期待を。
そして同じくヘラジカレザーを使用した、ビッグサイズのワンショルダーバッグ。
ショッパーバッグは手持ち専用のデザインだったので、肩掛けしたい方には待望のデザインかと。
乳幼児くらいはすっぽり入りそうなくらい大きいですが、革がとても柔らかいので身体に沿ってくれて、思いのほか馴染むサイズ感です。
むしろこの大きさがアクセントになってくれて、かなりのオシャレ感が出ますね。
こちらは完全リバーシブル仕様。
縫い代を内側にすると丸みが出るので、スムースレザー面とスエードレザー面の違いだけでなくフォルムにも違いが出て、大きく印象を変えられます。
このサイズになると革の取り方も非常に贅沢になるので、普通に作ったらとんでもないプライスになるところですが、今回も格安で革を調達できたため、現実的な価格に抑えることができました。
もちろんMade in Italy。
そして今回の一番人気は、このGINO RAIMONDI(ジーノライモンディ)のUチップシューズでした。
こちら、ベビーカーフで有名なパルマのタンナー、インカス社の倉庫に眠っていた20年以上前のデッドストックベビーカーフを使用。
現行の革とは比べ物にならないほどキメが細かく、コードバンのような輝きを放つ素晴らしい革質です。
仔牛革ならではの柔らかさを生かすため、グッドイヤーではなくハンドソーンウェルト製法を採用。
履き始めから返りが良く、本格的なツイステッドラストと相まって、軽やかな履き心地が味わえます。
モカも手縫いで、出し縫いも上から見ると隠れるほど奥まっているなど、丁寧でテクニカルな作り。
そしてなんといってもこのクラシカルな先細りのシルエットが最高です。
トゥのセンターシームが長めなのも古典的な美しさがありますし、グニャッと太めのシワが入る感じもこのデザインに合ってますね。
ワイドパンツにも細めのパンツにも、結構どんなボトムスとも相性が良くて、キザになりすぎず大人感を出してくれる丁度良い塩梅。
私はあえて軍パンとかボロボロのヴィンテージスラックスなどと合わせて楽しんでいます。
で、これ。
プライスが脅威的なんです!
このスペシャルレザー、ハンドソーン、イタリアのハイレベル工房製、となれば15万円くらいしてもなんらおかしくないのですが、税込8万円台というありえない設定。
皆さん驚かれてます…
ということで一番大きい43サイズ以外は即完売しました。
まだまだ先だとは思っていましたが、予想を超えた売れ行きでしたので、さっそく追加生産をかける予定です。
今回買い逃したという方は次回入荷をお楽しみに〜
GINO RAIMONDI(ジーノライモンディ)からはレディースシューズの新作も。
そう、大好評いただいているダブルモンクブーツと同じく、レディースブーツの最高峰と謳われたT社のブーツ製造を手掛けていた工房によるものです。
次の秋冬シーズンに向けての新作はモンキーブーツモデル。
モンキーブーツと聞くと無骨で野暮ったいイメージがありますが、こちらは女性らしさのある繊細で美しい一足。
というかヴィクトリアン時代あたりの香りを残すようなクラシカルな雰囲気が逆に新鮮です。
履いていただくとわかりますが、トゥから甲にかけての立ち上がりが非常に美しく、惚れ惚れするようなシルエット。
こちらもアッパーはベビーカーフで非常にソフト、包まれるような優しい履き心地。
ダブルモンクブーツと同じく、革の色は自由に染め替えできるというのもポイントです。
春夏シーズンに向けては、レザーとキャンバス生地のコンビシューズをリリースします。
こちらはすでにオーダー済みで、鋭意製造中のため、おそらく3月から4月あたりには入荷予定。
エルメスあたりを彷彿とさせるような配色で、クラシカルながらもインパクトもあり、単調になりがちな暖かい季節の装いの絶妙なアクセントになってくれそうです。
イベント用製品のご紹介はザッと以上になります。
あ、あと日本初上陸の画期的レザーケアクリームなども入荷してましたね。
このあたりのケア用品はほぼ完売してしまいましたが、4月あたりに再入荷予定ですので、革靴のお手入れにお困りの方はぜひお試し下さい〜
しかしイタリア最高峰のものづくりはやっぱり凄い…
次回開催はコロナ次第といったところですが、また夏頃にできたらなと思います。
イタリアからわざわざお越しいただいたTさん、ご来店いただきました皆々様、今回も本当にありがとうございました。