ここ数年、冬の定番人気となっているウールシルクシリーズ。
こちらは新作のクルーネックカーディガンモデル、CINGHIALE(チンギアーレ)になります。

このシリーズのタートルネックモデルは私も死ぬほどヘビロテ中ですが、この新作はそれとはまた違った使い勝手の良さで間違いなく便利な一枚。
メンズアイテムとしては珍しいクルーネックのカーディガン型ですが、ゆったりめのシルエットとドレープの美しい生地感と相まって、今の気分にピッタリの垢抜けた雰囲気を醸し出します。

前を全開にしてライトアウター的に使うも良し、ボタンを全部留めた際もインナーにハイネックカットソーや襟付きシャツを挟んで綺麗めに着こなすも良し、肌着の上からクルーネックカットソー感覚でラフに着るも良し、ととにかく万能。
同生地のタートルネックカットソー、CERVO(チェールボ)とアンサンブルで着ていただくのも良いですね。

ゆったりとしたリラックスシルエットですが、落ち感のある生地ですので、ボワっと広がりすぎることなくドレープが上品。
決して分厚くありませんので、ゆとりがあるとはいえインナーでごわつきにくく、重ね着しやすいのも嬉しいところ。

春や秋は羽織ものとして、冬はインナー使いでロングシーズン大活躍間違いなし。
特にインナー使いした際はVゾーンが新鮮に映りますので、レイヤードの幅が広がります。

袖口も裾も1x1リブで引き締めてあるので、ラフすぎない印象。
袖をたくしあげやすく、ニュアンスをつけやすいのもポイントです。

ネックは詰まり気味で品がありますが、ボタンを開けることでラフに見せることもできますし、スタイリング次第で色々な表情を演出可能。
ネック周りや前立てのリブには二本針での補強も入っており、耐久性もしっかり。

昨今の原材料高やエネルギー価格の高騰を受けてこのシリーズも例年より高くなってしまっていますが、この使い勝手の良さと面構えで税抜12,000円でイタリア製ですから、相変わらずコストパフォーマンスは良好。
これくらいの価格帯のウールカットソーは原毛の質が低いこともあってチクチクするものが多いですが、こちらはシルク混ということもあって比較的肌に優しいタッチです。

アウトドアウェアの世界ではウール生地のアンダーウェアは定番ですが、これは汗をかいて濡れた際にもジトっとせず、汗冷えを防ぐことができるため。
冬は屋外と室内の気温差が大きいので想像以上に汗をかきやすいですが、これを肌着として着用しておけば、もし汗をかいてしまった場合もコットンの肌着のように濡れたままの不快感や冷えを感じにくく快適です。

ウォッシャブル加工が施されていますので、洗濯用のネットに入れてご自宅でお洗濯いただけるのもポイント。
なお、中性洗剤をご使用いただき、洗濯機のオシャレ着コースにて洗っていただくとより長持ちします。

ちなみにウールは汚れにくく匂いにくい性質があるため、コットン製品のように毎回洗濯する必要はありません。
洗濯回数を減らせるというのも手間もコストも省けてメリットが大きいかと。

しかも洗濯による色落ちもしにくく、元のカラーをキープしやすいというのも大きなポイント。
濃色のコットン系カットソーはどうしても白けてきてみすぼらしくなるものが多いですからね。
シルクのチラチラとした光沢も高級感があります。

Marinaは発色の良いネイビーカラーになります。
Made in Italy。