Dresswell

22aw New Arrivals-2

なにかと慌ただしくて間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

秋冬モノの入荷も終盤戦。
続々と大物アウターが登場しています。

(モデル:身長168cm体重56kg細身男性)
【ジャケット : POSTELEGANT ¥143,000 / Size : L】

まずは我々夫婦もゾッコンのPOSTELEGATNT(ポステレガント)。

得意のリバー縫製を駆使したウールツイルジャケットは、カラーリングも絶妙です。

梳毛ウールならではのツルッとした表情と、この品のあるピスタチオカラーのマッチングが秀逸。
ゆったりとしたエレガントなシルエットで、インナーに着込めば真冬もいけますし、上からコートを羽織って差し色的に使うのもいいですね。

サラッと滑らかなのにふっくら柔らかで、とても軽くノーストレスな着心地。
ウォーム感はあまりないので、春や秋も着れてロングシーズン活躍します。

大半が手縫いとなるリバー仕立てならではのミニマルな表情を見せながらも、貫通にもなっているハンドポケットなど、細部にまでこだわりを詰め込んださすがの作り込み。
Lサイズのみ買い付けていますが、女性がオーバーサイズで着用いただいても相当オシャレかと思います。

【コート : CIOTA ¥121,000】

お次はCIOTA(シオタ)。

今や毎シーズン定番的にリリースされているタイロッケンコートですが、今季は過去イチのぶっちぎりクオリティに進化して再登場しました。

80年代バーバリーのヴィンテージモノをオマージュした逸品で、表地は100%スヴィンコットン、裏地は総キュプラ、縫製はサンヨーソーイングという鉄壁の布陣は相変わらずですが、今回は表生地のクオリティがえげつない…

昨年までは双糸(2本の糸を撚り合わせて1本の糸にしたもの)のギャバジン生地でしたが、今シーズンはなんと三子糸。
スビンコットン100番手単糸を3本撚り合わせて1本の糸にし、これを経緯(たてよこ)パンパンに打ち込んだ高密度ギャバジン。

当然シオタのオリジナルになります。
というか、こんなの普通は企画の段階でボツになってしまう代物ですけどね。
生地代だけでとんでもないことになること確定ですから。

流石に今回はあまりに生地値が高すぎたらしく、かなりプライスは上がってしまってますが、これに比肩するコートが世界にどれだけあるのか…
世界最高のコートができたとブランド側が自負するのも納得のとんでもない仕上がりで、むしろこの価格は安く感じてしまいます。

昨年の生地も、驚きの軽さ・柔らかさ・面構えと三拍子揃った相当素晴らしいモノでしたが…
今回のものは三子糸の高密度織りならではのしっかりとしたハリ感がありながらも、スビンコットンのおかげで柔らかさやしなやかさも共存しているという化け物レベルに。

上品な光沢感と玉虫カラーのトーンも素晴らしく、たとえ全く服に興味がない人が見てもこれは明らかに只者ではなく良いものだと一目瞭然な、圧倒的オーラを放っています。
店頭でも、皆さんこの佇まいにはうっとりされてますね。

私もビンテージバーバリーの玉虫コートを持っていますが、軽さや質感は間違いなく本家を圧倒している印象です。
とにかく凄いクオリティですので、ぜひ店頭にてお試し下さい〜

とはいえ、残りはサイズ4のみ。
よりゆとり感を持たせた作りに変更されていますので、昨年モデルでサイズ5を着られていた方でも今季モデルはサイズ4でいける可能性があります。
サイズのご相談もお気軽にどうぞ〜

そして、別ベクトルでもの凄いコートをリリースしたのが、我らがSANS LIMITE(サンリミット)。

詳細は商品ページの説明文を参照いただきたいのですが、本パイル表生地の素晴らしさ、フル毛芯によりしっかりと構築されたフォルム、それでいて丸みのある柔らなショルダーラインなど、クオリティもデザインも一級品。

プライスも凄いものがありますが、そりゃこのスペシャル生地とハンドを多用した本格的なテーラード仕立てであれば、それも納得です。

(モデル:身長168cm体重56kg細身男性)
【コート : SANS LIMITE ¥242,000 / Size : 0】

冠婚葬祭などフォーマルなシーンでももちろん堂々とお使いいただけますが、カジュアルに落とし込みやすいデザインやサイズバランスで仕立てられているため、ガンガン普段使いできるというのも嬉しいところ。

大ぶりな水牛ボタンも贅沢。

襟を立てると、ラペル裏にボタンが出現。
これを留めて着ると、違った表情もお楽しみいただけます。

0サイズのみを買い付けていますが、こちらもそれなりにゆとり感のある作りのため、かなり幅広い体格の方にお召しいただけるかと。

なかなかサンリミットでも登場しないレベルの超ハイクオリティモデル。
あまり安易に使いたくない言葉ですが、これぞ一生物といった感じです。

ぜひお試し下さい〜

【シャツ : SANS LIMITE ¥41,800】

また、秋冬では密かに人気の高いボックス大開襟シャツのフランネルウール生地モデルが今季も入荷。
フランクリーダーで見かけるようなローデンウール的カラーリングが目を引きます。

複雑に多色が混ざり合ったメランジ感も絶妙ですが、粗野な感じはなく、光沢のある上品な生地感。
肉厚生地にもかかわらず、細かい運針や細い巻き縫いなどブロード生地モデルと同じ縫製仕様を貫くという狂った仕立ても相変わらず。

軽めの羽織りとしてもインナーとしても重宝すること間違いなし、非常に使い勝手の良い一着です。

そしてFilMelange(フィルメランジェ)からは、我々も太鼓判を押している圧縮ニット生地シリーズの新作アウター&パンツが到着。

この生地シリーズは厚みの差こそあれ、定番的にリリースされているため、お持ちの方はお分かりだと思いますが、とにかく想像以上の着心地の良さと暖かさに驚かされます。
寒い日には本当に頼りになりますし、着ていてとても気持ちが良いんですよね。

(モデル:身長168cm体重56kg細身男性)
【ジャケット : FILMELANGE ¥88,000 / Size : 4】

今季はあのフィルソンの名作、ダブルマッキーノジャケットがモチーフ。
本家の重くてガシッとした質感もカッコいいんですが、なかなか普段使いにはしんどいものがあります。

こちらはそれとは対極。
ソフトで伸縮性があって柔らかく、チクチク感の全くない滑らかタッチと本家超えの高い保温性。
ボタンもスナップではなく水牛ボタンだったりと高級感も増しており、リラックス感があるのに上品に着こなせます。

そして今回はこのグリーンカラーがずば抜けて秀逸だったため、この色のみ買い付け。
こちらも多色が入り混じったメランジ具合が素晴らしく、抜け感抜群です。

とはいえ派手なトーンではありませんので取り入れやすく、悪目立ちしないながらもコーディネートが一気に華やぐ印象。
案外合わせやすいですし、簡単に洒落モノ感が醸し出せます。

【パンツ : FILMELANGE ¥33,000】

ジャケットとセットアップでもお召しいただけるパンツも最高なんですが、もう一種類、イケてるやつが入荷しています。

両面パイル生地のコットンヤクパンツ。
これがまたいいんですよ〜

裏側もパイルになっていて、要はタオルを履いているようなもの。
あのヤクウールも入っているので、保温性もそれなりにあって、気持ちの良い履き心地。
外出から帰ってきてもそのままパジャマとしてずっと履いていたい衝動にかられるコンフォートさです。

とはいえ、シルエットはややゆるめながらも、落ち感があるのでボワっとだらしなくならず、裾のパイピングが良いアクセントに。
パタゴニアのフリースパンツモチーフかと思うのですが、それよりも上品で生地の表情にも奥深さがあります。

こちらも甲乙つけがたい2色展開。

そして当店では初の取り扱いとなる、Franklin Equipment(フランクリンイクイップメント)。

(モデル:身長168cm体重56kg細身男性)
【コート : FRANKLIN EQUIPMENT ¥59,400 / Size : S】

イギリス軍版のモンスターパーカー的デザインのダウンコートが秀逸だったので、たまらず買い付けました。

これがもう、羽毛布団を着て歩いている感覚なんですよー!
見た目に反してメチャクチャ軽くてしなやか、でかなり暖かいので、冬に酔っ払って路上で寝てしまっても、これを着てれば一命は取り留められるのではないかと思います。
自己責任でお願いします。

この振り切ったオーバーサイズがかなりのオシャレ感を醸し出してくれて、実用性だけでなく案外ファッション性も高いというのも決め手。

ガチのミリタリーウェアを手掛けているコントラクターにて製造されているのですが、ホントの軍モノだと水濡れ時の問題を考慮して天然ダウンを使わずに化学繊維の中綿を入れますから、こんな軽さやロフト感は出ませんしね。

その割にお手頃価格というのも嬉しいポイント。
重ね着の余地も死ぬほどあるので、着込んで一番上からこれを羽織っておけば、どんな寒さもへっちゃらです。

そして、特に40代以上の方には感涙もの!
LAVENHAM(ラベンハム)が、あのFINAL HOME(ファイナルホーム)デザイナーの津村さんとコラボしたスペシャルモデルが登場です!

いや、FINAL HOMEってなによ?住宅会社?って方もいらっしゃるとは思いますが、衣服は極限下における究極の家といったコンセプトにおいて、画期的とも言えるコンセプチュアルな服作りを行なってきたのが津村さん。
作品は美術館やギャラリーで世界的に展示されるなど、ファッションという枠を超えてアート界隈でも評価されている、稀有なデザイナーさんです。

【ジャケット : LAVENHAM ¥101,200】

そんな巨匠の代表作であるサバイバルジャケットと、ラベンハムのアイコニックなキルティングやパイピングが見事に融合した、今回限りのスペシャルプロジェクト。
先にリリースされた春夏モデルに比べて大幅に完成度が上がっており、これがもう素晴らしい仕上がりなんです!

ちょっと簡単には説明できない複雑な構造なんですが、この手のものにありがちなコンセプトありきの着にくさはなく、リアルクローズとして魅力ある仕上がりになっているのは、ラベンハムデザイナー横塚さんのディレクションセンスも大きいのではと思います。

とにかく理屈抜きにカッコよくて、単純に今着たいと思わせてくれる魅力溢れる一着です。

てゆーか、この作り込みでこの価格は安くない?と心配になる価格設定。
記念碑的モデルということで値付けもかなり頑張っているのかもしれません。

超オススメです。

アウターばかりのご紹介でしたが、最後は軽めのものを。

GICIPI(ジチピ)の新作、ライトアウターとしてもインナーとしても重宝する、ウールシルクカーディガンです。

(モデル:身長168cm体重56kg細身男性)
【カーディガン : GICIPI ¥13,200 / Size : 3】

メンズとしては珍しい、クルーネックタイプのカーディガン。
生地は秋冬シーズンで定番的にリリースされている、ウールシルク天竺。

この生地を使用したタートルネックカットソー CERVOは、私も死ぬほど愛用している名品。
これと同生地を使用したカーディガンということで、悪いワケがありません。

カットソー仕立てで気負わず使える気軽さがありながらも、シルクの適度な光沢感が上品。
大ぶりなフロントボタンもアクセントとして効いており、前は全開でラフに着こなすもよし、きっちり留めて品良く着こなすのもいいですね。

インナーはロンTなどのカットソーでカジュアルに、襟付きシャツで大人っぽく、コーディネート次第で結構印象を変えられるというのもポイント。
ビジネスカジュアルなどでも使えそうですので、オンオフ問わず活躍してくれそうです。

という感じでバタバタとご紹介しましたが、以上。

上記以外にもいいもの山盛り、たくさん揃ってマス。
我々夫婦もご紹介したくてウズウズ、貧乏ゆすりが止まりません。

在庫も豊富なこの機会にぜひお試し下さい〜

Written By Kohei

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