1860年代頃、アメリカのカウボーイ達が生業として履いていたブーツがウエスタンブーツの由来になります。

当時ブーツに施された装飾には、植物やトゲ、蛇などのモチーフが主流でしたが、その意味は、実際身を防ぐ為の擬装を意味していたと思います。
その後、ファッションとしての変化を繰り返し、 1970~80年代以降に作業靴として出てきたのがローパーブーツです。

その形はシャフトの装飾が無く、トゥが少し丸みを帯び、ヒールが低くなっているのが特徴です。
ファッションの変化で本来擬装の意味があったであろう装飾はシンプルになり、履き口や踵のみの装飾に変わっていった歴史を汲みながらも、あくまでドレスと言われたウエスタンブーツに 拘った”装飾を感じる”ローパーブーツとしてデザインしました。

アッパーレザー：フランス . デュプイ社=ルビーカーフ
サドルカーフより少しコシに柔らかさが残る皮革。
デュプイ社の技術はそのままに、その名の通り、エイジングを重ねると深く輝くような美しさに仕上がっていくのが特徴の革です。