サイドゴアブーツの起源は古く、その名も様々です。

まず、1830 年代ヴィクトリア女王の夫であるアルバート卿が履いていたとされる形が最も古く、当時は踝から上にかけてマチが広くなって脱ぎ履き しやすい形になっており、そのマチ部分が生地や革で作られていたものが主流だったようです。
※別名アルバートブーツ

1900 年代初頭、南北戦争後、マチ部分にゴムタイプが普及し、国会議員や保安官などが履いていたことからコングレスブーツ(コングレスゲーター)と名付けられました。
その後 1960 年代にビートルズが履いた事で、チェルシー地方の名からチェルシーブーツが生まれ、今日、最も多くの人々が履いた靴と言われるようになりました。

今回のデザインの特徴は、逆フレアラインのマチや、どことなくをオフィサーズフォルムを意識し、ドレスとしてのバランスを加味したことから、コングレスブーツと名付けています。

アッパーレザー： フランス . デュプイ社=サドルカーフ
絶妙な調合によるコンビネーション鞣し(クロム + タンニン)
その特徴である適度な吟先の硬さに下肢部分の柔軟性が備わり、履きシワも含めエイジングが美しく出てくるのが特徴の最高級の皮革です。