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Price¥107,800(税込 送料込)
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ヴァレンティノでキャリアをスタートさせ、ゼニアやチェルッティ、カルーゾなどでディレクターを歴任、ベルルッティではハイダーアッカーマンの右腕として手腕を発揮したAldo Maria Camillo(アルド・マリア・カミッロ)が手がける新プロジェクトとして始動したのがこのAMC version。
ユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文がプロデューサーとして参画し、日本屈指の生産背景を駆使したクリエーションが話題となっているテーラードブランドです。
と、何やら凄そうなキャッチコピーが並んでいますが、そんな謳い文句だけに釣られるような我々ではありませんので、実際に目で見て着てみて、コレだ!と思った1モデルのみ買い付けています。
それがこのBRYAN TECHNO(ブライアン テクノ)と名付けられたダブルブレステッドのテーラードジャケット。
AMCの素晴らしいところは、優れたテーラーリングに裏打ちされた基礎がありながらもカジュアルにも着やすい"崩し"の入った現代的なアプローチがされているところ。
このあたりはデザイナーがスケーターであり、柔軟性に優れたパンクな思考を持っていることに起因しているような気がします。
このジャケットも遠目ではカチッと芯のすわった端正なダブルジャケットという面持ちですが、近くで見ると何かが違う。
洗いざらしで空気を孕むような柔らかさがラフな表情を演出しています。
とはいえ、アンコン仕立ての柔らかい丸みがある感じとも異なり、ショルダーラインはしっかり構築的。
それとは対照的に裾にかけては生地がたわむようなドレープもあり、ポケットのフラップも非常に軽やか、パッカリングも刻まれたラフな表情は、全盛期のルカオッセンドライバー期ランバンを彷彿とさせます。
硬軟のバランス取りが素晴らしく絶妙なため、輪郭としてはカッチリ感もありながら、シワも活きるようなラフさもあり、構えず普段着として羽織れる気楽さも内包している秀逸なバランス。
これを実現しているのはこの特殊ナイロン生地と仕立てにあります。
まずこの生地が独特。
恐らく何も説明されなければナイロン100%とは気付かないはずです。
ナイロンとはいえ、テック系のようないかにも化繊なツルツルの味気ない感じとは異なり、非常に柔らかくて梳毛ウールライクな風合いのツイル生地。
合繊繊維が得意な北陸産地製でしょうか。
これを無双仕立てにし、袖やウエスト周りから下は芯なしのフラシにすることで、生地の落ち感がしっかり出るだけでなく、表地と裏地の間に空気を含んだ独特なドレープ感が。
対照的に、バストやショルダーにかけてはしっかりと毛芯を据えて構築することで、ただのカジュアルジャケットに陥ることなく、きちんとテーラードジャケットとしてのエレガンスや上品さがキープされています。
このバランス感は本当に絶妙。
シワも気にならない雰囲気ですし、ナイロン生地ということで強度もしっかり。
ウーステッドウール生地などで心配になる虫食いリスクなども低いはずですので、ラフにガンガンお使いいただけます。
目付も軽めで柔らかい生地のため、とても軽やかでソフトな着心地というのも最高です。
袖口は本切羽になっていますので、ボタンを数個開けてラフにロールアップしていただくのもオススメ。
ラペル裏にはボタンが隠れており、襟を立ててフラワーホールで留めることも可能。
ちなみにフラワーホールのみ手縫いというこだわりもAMCの特徴のひとつです。
モデル名のBRYANは、ロキシーミュージックの伊達男、ブライアンフェリーから名付けられたもの。
普段はデニムや軍パン、キャップやスニーカーなどでドレスダウンしつつ、きっちり見せたい時はタイドアップしてトラウザーズ&革靴を合わせればイマドキの砕けた披露宴や二次会であれば十分通用するレベルかと。
会社の集まりやちょっとしたパーティ、高級レストランでのお食事などでもカッチリしすぎずちゃんとして見えるので、オンオフ問わずにマルチに使えます。
濃すぎないミルクチョコレートブラウンカラーも合わせやすく、サックスブルーやインディゴネイビーなどの補色系はもちろん、ベージュや生成りなどの暖色系、グレーやブラックなどのモノトーン系とも相性良好。
起毛感は無く、生地自体は分厚くないものの、無双仕立てですので背抜きのようなペラペラ感はなく、真夏以外の通年着用可能です。
他のモデルには目もくれず、これはズバ抜けて素晴らしい!と思わず唸った超オススメの一着。
ちょっとこれは他では見つけられないと思います。
まずはぜひ一度袖を通してみて下さい。
サイズ | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 | ゆき丈 |
---|---|---|---|---|---|
46(S-M程度) | 43 | 55 | 77.5 | 62.5 | - |
48(M-L程度) | 44 | 56 | 78.5 | 64 | - |
50(L-XL程度) | 45.5 | 60 | 80 | 66 | - |
※ あくまでテーラードジャケットとしてのフィッティングになりますので、いまどきのアウターのような過剰なゆとり感はありません。
インナーはシャツやハイゲージニットくらいが前提となっていますので、肉厚なニットやスウェットなどの上から羽織りたいという場合はサイズアップをオススメします。
※ 計測単位はcm、平置きでの実寸となります。個体差もございますので多少の誤差はご了承下さい。