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Ciota / Rigid Denim Pre-Order

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インスタにて連日ご案内していますのでご存知の方も多いかと思いますが、11/23(土)から11/25(月)までの3日間、CIOTA(シオタ)のリジッドデニム受注販売会を開催させていただきます。

昨年も大好評だったこちらのスペシャルイベント。
通常のラインナップにはないリジッドバージョンのデニムがオーダーいただける貴重な機会となります。

2年連続での開催となるこの受注販売会ですが、内容ははるかにパワーアップ。

昨年はインディゴネイビーのジーンズのみのラインナップでしたが、今回はGジャンにブラックデニムとバリエーション豊富に。
しかもユニセックス展開に変更されたことでサイズレンジが拡大。
女性向けのサイズもあり、チョイスいただける幅が格段に広がりました。

さらに初日にはCIOTAデザイナーの荒澤さんにお越しいただき、直接フィッティングを行っていただきます。
(後述しますが、Online Shopの専用ページより時間帯別の事前予約受付中)

なお、全国の選りすぐられたCIOTA取扱店のみで行われるということで、今回も九州では当店のみでの開催。

昨年は皆さまからの熱い支持を得て、全国一のオーダー本数を記録することができました。
ご注文いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

なぜそれほどまでに人々を魅了するのか?という点ですが、やはりそれは圧倒的な着心地の良さにあり。
論より証拠、一度着ていただければ分かります…

コットンの中でも繊維長の極めて長い超長綿と呼ばれるもの、その中でもインドで手摘みされる貴重で超高級なスビンコットンを粗野でタフなワークアイテムの代表格であるデニムに使用するという、非常識かつ贅沢極まりないことをやってのけているのがCIOTA。

これにより、本格派デニム生地ならではのカチカチでゴワゴワな風合いを払拭。
何年も猛烈に履き込むことでやっと柔らかく馴染んだような風合いを、ワンウォッシュ程度で実現しています。

このストレスフリーな履き心地はもはやデニムを履いているということを忘れさせるほど。
快適性が段違いのため、この気持ち良さに慣れてしまうともうゴワゴワなやつには戻れません。

しかもライトオンスのものやストレッチ入りの生地ではなく、旧式の力織機で織り上げた13.5オンスのしっかりとしたセルビッジデニムというのが凄いところ。
柔らかくて気持ち良いと聞くと、軟弱でペラペラな生地なのでは?と想像してしまいますが、しっかり厚みもあり、見た目はヴィンテージデニムそのもの。

つまり、凹凸のはっきりしたヴィンテージと見紛うテクスチャーながらこの圧倒的快適性を実現している、というのが凄いところなんです。

しかし簡単にスビンコットンを使用していると言っていますが、極めて細い上質な繊維をあえてムラのある太い糸に引くわけですからたくさんの原料と高度な技術を必要としますし、そもそもデニム用の太番手のスビンコットン糸などそうそう存在しませんから特注する必要があり、値段も跳ね上がります。

それなのに、ジーンズは税込2万円台、Gジャンも税込3万円台という、肩透かしを食らうほどのお手頃プライス。
なぜこんなことができるのか?
それは、CIOTAがファクトリーブランドだからです。

CIOTAはもともと、ジーンズの聖地 岡山でも1,2を争うともいわれる、実力派縫製工場「SHIOTA」が母体となって誕生したブランド。
しかもSHIOTAには、縫製部門とは別にテキスタイル事業部があり、生地屋(マーチャント)でもあります。

このため、自前でオリジナルの生地を調達し、それを自社で縫製して仕上げることで中間コストを大幅にカット。
このアドバンテージを活かし、この価格帯ではありえない、超贅沢で特殊な生地使いと優れた縫製技術をマッチングさせたのが、CIOTAのデニムというわけです。

そしてこれらを主導し、CIOTAを一躍人気ブランドに躍り立たせたのが、長年数々のブランドで辣腕を振るってきたデザイナーの荒澤氏。
変にデザインしすぎることなく、名作と呼ばれるヴィンテージのワーク・ミリタリーウエアに欠けている快適性や着やすさをスビンコットンにて補完。
大人が日常使いできるカジュアルウエアの最高峰とも呼べるアイテムを続々とリリースしています。

そんな中でもやはり代表作と言えるのが、デニムアイテム。
今回の受注販売会では、通常ラインナップにはないリジッド(いわゆる水通しをしていない生デニム)バージョンをオーダーいただけるというまたとない機会です。

いや〜、もう年だし硬くて不快な生デニムなんて着れないよ〜、とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、むしろそんな方にこそお試しいただきたいのがCIOTAのリジッド。

もちろん、糊が効いていますのでワンウォッシュのような柔らかさはありませんが、レプリカブランドやA.P.Cなどのカッチカチな感じとは異なり、奥底にスビンコットンならではの柔らかさが感じられる、未洗いにしては硬すぎない風合い。
個人的にはこの程度であれば特に違和感を感じることなく、普通に着れそうです。

なんといっても、糊の効いたパキッとしたフォルムとハリ感、クリーンな表情はリジッドならではの魅力。
洗いがかかっているものや色落ちしているものよりも清潔感のある大人な着こなしには向いていますので、あまりジーンズやGジャンは着ないという方にはむしろ取り入れやすいかと。

それとは逆に、ヒゲやハチノスなどクッキリとしたコントラストの強い色落ちでラギッドな表情を目指す方にとっても、リジッドから育てるというのはマストな条件。
どちらのニーズにもバッチリ対応してくれます。

ちなみに、「リジッドで買ってもどうせ一回洗ったらワンウォッシュになるんだから意味なくね?」という方もいらっしゃいますが、これが違うんですよ。

そもそもワンウォッシュとして売られているものは、染工場の特殊設備にて専用洗剤を用いて糊を落としてあるため、家で一回洗ったのとはワケが違います。
家で洗ってもノリがすぐに落ちるわけではないのでハリのある風合いはすぐに失われませんし、次第に毛羽立ちなどの表情が出てくるものの、クリーンな雰囲気もしばらくは楽しめます。

しかし未防縮のセルビッジ生地となれば、大幅な縮みや斜行が避けられない暴れん坊。
下手なサイズ選びをしてしまうと、縮みすぎて履けなくなってしまいます。

ということで今回もデザイナー荒澤さんにお越しいただき、サイズ選びのアドバイスなど、マンツーマン接客を行っていただきます。
(荒澤さんがいらっしゃるのはイベント初日のみですのでご注意下さい)

それでは、ここからはアイテムごとのご紹介を。

まずは昨年の受注会ではラインナップになかった、待望のアウター。
初登場のデニムジャケット、いわゆるGジャンになります。

今やオリジナルは現実的に購入することが不可能なほど価格が高騰している、リーバイスのファーストモデル506xxをモチーフとしたこちらの一着。
視覚的にもインパクトのあるシンチバック、フロントはお馴染みのプリーツ入りで、片側のみフラップポケットが付属した、憧れのヴィンテージデザイン。

とはいえ、オリジナルはかなりのショート丈でワイドな身幅、裾がテーパードしたフォルムで、着こなしの難易度が非常に高いことでも有名です。

ということでこちらは着丈をやや長めにモディファイ。
1stらしい表情がありながらも、違和感なく着こなしやすいバランスに改良されています。

このフラップポケット位置もやや高めな設定。
目線が上に行くことで、長めに改良した着丈とのバランスも良い感じに。

アームホールの狭さもオリジナル506xxの着こなしをさらに難しくしている要因のひとつですが、この点もしっかり修正が加えられており、重ね着の余地を十分に確保したバランスに改良されています。

ガチガチに完全復刻を目指すのではなく、それでいてアレンジしすぎることなく、あくまで現代における大人のためのカジュアルウエアとしての最適解を目指して作り上げられているため、とにかく着こなしやすいのが特徴。
もちろん、スビンコットンによる暴力的なほどの柔らかさはこちらのGジャンでも健在ですから、着心地の良さも群を抜いています。

元々デニムジャケットではなく、ブラウスと呼ばれていた名残りを残すような、イセのたっぷり入ったヨーク下。
洗い込んでいくと、ギャザーのような表情がクッキリ出てくる感じもたまりません。

サイドプリーツは裾の帯まで流し込まれており、しっかりとした可動域を確保。

また、1stの中でも1950年代の最終モデルをモチーフとしているため、バックシンチは針なしの大ぶりなバックルが採用されています。
この部分の経年変化も楽しみですね。

ちなみに画像の妻(167cm 7-9号体型)が着用しているのが、インディゴネイビーカラーのリジッドモデルで、サイズは38。
適度に重ね着の余地もあり、袖丈着丈も十分、ナチュラルなジャストサイズになります。

ただし、これは未洗いのリジッドモデルのため、水通しするとここから大きな縮みが発生。

具体的にいうと、38サイズであれば2つ下の36サイズと同程度まで小さくなる算段です。
このため、リジッドの場合はこの縮みを考慮してサイズをお選びいただく必要があります。

なお、リジッドモデルの38サイズを家庭洗濯して縮めたサンプルもご用意あり。
ということで、こちらも妻に着てもらいます。

サイズ感もさることながら、洗いざらしの無骨な表情も雰囲気あり。
もちろん、スチームを当てたりアイロンをかけたりしてシワを取り、リジッドの時のようなクリーンな雰囲気でお召しいただくことも可能です。

肝心のサイズ感ですが、縮んだことで実質的に36サイズになっていますので、同じ38サイズながらもこちらは明らかにコンパクトになっています。
特に袖丈についてはハッキリと短くなっているのがお分かりいただけるかと。

全体的に縦方向の縮みが顕著ですから、袖丈着丈については2サイズを超える縮みがあるとお考えいただいた方が良さそうです。
妻(167cm 7-9号体型)の場合、身頃や着丈などのバランスはこちらでも問題ないそうですが、袖丈の短さがやや気になるとのこと。

ということで、リジッドの38(縮むことで実質的には36)は160cm台前半くらいまでの女性にジャストなサイズと言えそうです。

家庭洗濯で糊が完全に落ち切っている状態ではないため、まだハリもあって襟もしっかり立ち上がります。

ただ、この段階でもシオタのデニム特有の恐ろしい柔らかさの片鱗が表出してきており、他ブランドのワンウォッシュを超える快適な着心地を実感いただけるかと思います。

さらに今回は、インディゴデニムだけでなくブラックデニムのリジッドバージョンもラインナップ。
もちろんGジャンだけでなく、ジーンズでもインディゴとブラックの2色からチョイス可能です。

こちらのGジャンモデルは、ステッチまで黒く統一されたオールブラックのボディにコッパーカラーのバックルや、

シルバーカラーのタックボタンが映える一着。

着用しているサンプルはリジッドの40サイズのため、よりゆったりとしたフィッティングに。
ただ、これを水通しすると38サイズ相当に縮むことから、妻は買うならこのサイズと申しております。

縮み前の段階では袖丈がやや長めですが、画像のように一折りして着用いただければ問題ないかと。

ちなみにブラックデニムには、インディゴデニムのように「緯(ヨコ)糸が生成り色のもの」と、「緯糸も経糸もブラックのもの」の2種類が存在します。

前者は表側に30%ほど生成り色が現れることもあり、ブラックというよりも濃いグレーに近い趣。
逆に後者は、全体的に黒々としたまさにブラックといった表情で、シオタのブラックデニムはこちらに該当します。

また、経(タテ)糸は硫化染めのロープ染色ということでインディゴと同様に糸の中心まで染まっておらず、摩擦で表面が削れていくことで芯の生成り色が露出してコントラストのある色落ちが楽しめる仕様。
とはいえ、インディゴ染めに比べて硫化染めは色落ちしにくいはずですので変化は緩やか、当分は濃いブラックの状態をお楽しみいただけるはずです。

なお、リジッドの状態だとご覧の通りステッチの色もブラックですが、CIOTAのワンウォッシュモデルではステッチの色は焦茶になっているため、恐らく洗いをかけることでステッチの色も抜けてくるようです。

モードな雰囲気すら漂うオールブラックのシックな表情も素敵ですし、ボディとステッチのカラーコントラストが効いたワーク感のある表情もこれまた魅力的。
タテヨコともにブラックかつ硫化染めということでインディゴカラーとは異なる色落ちにはなりますが、こちらも経年変化が楽しみです。

ちなみにブラックについても、シャトル織機(旧式力織機)にて低速で織り上げたセルビッジ生地を採用。
凹凸感のある豊かな風合いを実現しています。

Gジャンについてはフロントの見返し部分に耳が鎮座。
ジーンズにはもちろんアウトシームの割部分に見て取れます。

あえて大きめサイズでバックシンチをキツめに絞り、コクーン気味のシルエットにして着るというのもアリかと。
コンパクト目に着ても、オーバーサイズ気味に着てもサマになる絶妙なパターンで仕立てられているため、着こなしは自由自在。

イマドキのリラックスフィットでアウター使いするのももちろん良いですが、ややスッキリめなサイズをお選びいただき、ブレザーやチェスターコートなどのドレスアウターやテック系シェルのインナーとして合わせていただくのも、とりわけオシャレ感を演出しやすくオススメです。

ちなみにインディゴカラーについては「本藍染めでのロープ染色」という、ハイリスクで均一なトーンでの染めが難しい特殊糸を採用しているのも大きなポイント。
この経(タテ)糸とスビンコットンの緯(ヨコ)糸との組み合わせはまさに唯一無二で、世界中見渡してもCIOTAでしか見つけられないはずです。

これについては昨年イベント時のJournal記事にて詳しくご紹介していますので、ご興味ある方は下記よりご一読下さい。
https://dresswell.jp/journal/72627

なお、時間がなくてジーンズの着画まではご用意できませんでしたが、こちらも圧巻のクオリティ。
前回の受注会のあとにモデルチェンジされたことで、モチーフであるリーバイス501 66前期モデルにより忠実な形でブラッシュアップされています。

腰回りに膨らみがあり、ウエストにかけてキュッと曲線を描く旧モデルもそれはそれで今っぽく素晴らしいものでしたが、この新型はくびれ抑えめで全体的にややスマートな原型に近いシルエットに。
これまで同様、意図的にサイズアップしてルーズさを強調することも可能ですし、以前に比べて少しスッキリした分、ジャケットスタイルなどとの相性が良くなり、汎用性は増した印象です。

股上もわずかに深くなったことでタックインも決まりやすいですし、洗っていくとねじれも加わってくるため、ヴィンテージライクな雰囲気はさらに加速。
もちろん、履き始めはリジッドならではの表情を活かしたクリーンな着こなしを存分にお楽しみ下さい。

といった感じで長々と説明が続きましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

まとめますと、

・女性向けサイズが新登場
・ブラックカラーが新登場
・Gジャンが新登場
・ジーンズの形がモデルチェンジ

というのが今回の注目点になります。

また、あらゆるものが値上がりしているこのご時世、それに逆行するような圧倒的値ごろ感というのもより一層際立っています。

しかしながら、CIOTAの製品の真髄は実際に触れて、着てみないと分かりません。
必ずご購入いただかないといけないわけではありませんので、ご来店はどうぞお気軽に〜

特に初日はデザイナー自身と対話しながらお試しいただけるまたとない機会です。
荒澤さんは非常に物腰柔らかで優しい方ですので、気構える必要もありません〜

なお、初日を中心に時間帯によっては混雑が予想されますので、確実にお試しいただきたい場合は事前に時間枠をご予約いただくのがオススメ。
下記専用ページより無料でご予約いただけますので、お手続きはくれぐれもお早めに〜
https://dresswell.jp/onlineshop/item/173718800

イベント自体は25日(月)までの3日間開催させていただきますので、皆さまお誘い合わせの上、ぜひお出かけ下さい〜

※ ちなみに初日はCIOTAのセールスをお手伝いされている、SHのデザイナーやセレクトショップKeylime Tokyoのオーナーとしてもお馴染みのファッションインプルーバー 関隼平氏にもお越しいただき、豪華布陣で皆さまをお迎えします。

Written By Kohei

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