日本人が手掛ける日本のブランドながら、海外高級プレタと並べても遜色のないクオリティとスケール感。
その美意識、世界観に我々夫婦は虜になってしまい、展示会では常に目がハートマークに。
ただクオリティにこだわりました、みたいなレベルを飛び越えて、スコーンと頭一つ抜けてる感じなんですよね〜
とにかく最高です。
完売アイテムも目立ってきましたが、今回は今シーズンの目玉となる一着をご紹介します。
(モデル:身長168cm体重55kg細身男性)
【ジャケット : Postelegant ¥121,000 / Size : L】
【トップス : Filmelange ¥19,800 / Size : 3】
【パンツ : Filmelange ¥24,200 / Size : 3】
【サンダル : Pezzettino ¥54,980 / Size : S】
もちろんユニセックス。
テーラードジャケットの形をしていますが、構築的なブリティッシュものとも、ソフトなイタリアものとも、単純なオーバーサイズものともひと味違う、独特な雰囲気。
エレガントなのに過度にドレッシーすぎない、絶妙な立ち位置。
ゆったり目に着ても、ジャスト目で着てもサマになる、不思議なバランス。
ヴィクトリアン時代あたりのジャケットを彷彿とさせるような大振りのアームや、跳ねるような後身頃も特徴的で、見方によってはハーフコートのような印象も。
袖はアンフィニッシュのようにも見えますが、ボタンなどは付属しておらず、
折り返しての着用も想定したデザイン。
大振りのハンドポケットもただのパッチポケットではなく、袋布の四隅をカンヌキ止めしたユニークな仕様。
上品な水牛ボタン。
裏側にはレザーの力ボタンが充てがわれています。
そしてなんといってもこの生地の素晴らしさ。
和紙を糸にしたものとウール糸を撚り合わせ、手織りに近い超低速で織り上げた、オリジナルの二重織り生地です。
かなり独特なドライタッチで、硬質な質感。
和紙糸は伸縮性がないので織り上げるだけでも大変らしく、それだけに今まで触れたことのないようなタッチとルックスに驚かされます。
ペラペラではないしっかり感がありながらも、軽くて通気性が高いため、夏も涼しく快適に着用いただけるかと。
和紙には通気性・吸湿発散性の高さ、防臭効果があって汗冷えしないなど、天然ウールの利点と重なる部分があり、高温多湿な日本の夏にはピッタリの素材だったりします。
でも和紙糸は基本的に高価なため、見かける機会自体が少ないですが。
そして生地端にコバステッチがないのがおわかりいただけるでしょうか?
そう、これはただの和紙生地ではなく、二重織り生地、いわゆるダブルフェイス。
これをリバー縫製している異常な代物なんです!
二重織り生地は二枚の生地を接結糸で繋げているものなんですが、これの生地端を裂いて2枚の生地にし、内側に折り込んで手でまつり縫いする、というのがリバー縫製と呼ばれるもの。
縫い代が出ないので肌当たりも良く、裏側まで非常にキレイ、裏地を付ける必要もないのでとても軽く仕上がる、といいことづくめ。
ただし、工程のほとんどが手縫いかつ高度な技術が求められるため、縫製工賃も超高いんですよね。
ということで、リバー仕立てのアウターはエルメスなどの海外ラグジュアリーブランドや、マダム御用達の国内プレタポルテなどでよく見かける超高級アイテムの代名詞だったりします。
日本でもこの縫製ができる工場は数えるほどらしいですが、ただでさえ高度な技術が求められるリバー仕立てを、さらに和紙生地でやってのけるというのがこのジャケットの凄まじさ。
和紙糸は伸びがないのでウールやカシミアよりもさらに縫製難易度が上がるらしく、日本の職人さんたちの類稀な技術力の高さが遺憾なく発揮されています。
さらにサイドシームにはウエストベルトを通す穴が空いており、
ベルトを絞ることで、
印象を変えることもできます。
ベルトは結ばず垂らしておいてもアクセントになりますし、不要であれば抜き取ってしまっても構いません。
後で結んでウエストシェイプを効かせるのもいいですね。
ゆったりシルエットということもあり、カチッとしているわけではありませんが、凛とした上品な雰囲気があるため、スウェットなどのソフトでカジュアルなアイテムと組み合わせると普段使いもしやすいかと。
Tシャツ+ジーンズにバサッと羽織るだけでも大人っぽさが出てサマになります。
【ジャケット : Postelegant ¥121,000 / Size : L】
特にブラックはマットで独特な質感が際立ち、巷で見かける一般的な黒のジャケットとは一線を画す雰囲気に。
この黒、ひと味違いますよ。
いいお値段しますが、唯一無二の生地と仕立て、ムードを兼ね備えたこのクオリティであれば、むしろ安いくらいかと。
日本のブランドでMade in Japanだからこのプライスで収まってますが、これがインポートブランドだったらグッチやプラダあたりと同じくらいの価格設定でもおかしくありませんからね。
日本に住んでて良かった〜
圧巻のクオリティをぜひご体感下さい〜
ちなみに昨日の林先生の初耳学で、我らがアイドル、はーちゃんこと川口春奈さんも着用されてましたね〜、うひょー
はーちゃんの近況はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/efa208fe94d4f2f0a2352ca2750f239cada56986