日本のデニムのカリスマが仕掛けるジャパンデニムの急先鋒、リゾルト。
710と並ぶ代表作、711が入荷しました。

このリゾルト、レプリカジーンズの先駆けである「ドゥニーム」の創始者、林 芳享氏が新たに立ち上げたジーンズブランドということで、どれもがマニアも唸る生地やディテールを備えているものの、ヴィンテージ礼賛に陥りすぎることなく、あくまで日常の道具としてもファッションとしても時代を超えて機能する驚きの完成度を備えています。

全4型しかないリゾルトのジーンズですが、リーバイスの通称ダブルエックスモデルをモチーフにしたのがこちらの711。
欧米人に比べてヒップの肉付きが薄い日本人に適したパターンになっており、クセのないストレートシルエットと相まって、とても履きやすい一本に仕上がっています。

使用しているデニム生地ももちろんMade in Japan。
備後地方の旧式織機で織り上げたオリジナル生地は、他には無い毛羽立ち感が特徴です。
セルビッジ付きで昔の501のようにシームラインが強く捻れているのも雰囲気があります。

隠しリベットやオフセットセンターループ、革パッチなど、ジーンズマニアが喜ぶディテールが満載。
しかしながら、それらを前面に打ち出すことなく、あくまで日本人に最適なシルエットや毛羽立ちのある独特な生地感、多様なファッションに溶け込む汎用性がウリとなっています。

710はジャストでコンパクトに履いていただくことをオススメしていますが、こちらはリラックス感を出すためにあえてサイズアップしていただいても良い感じ。
710よりも少しだけライトオンスな上、肌に張り付きにくいシルエットということもあり、暑い季節も履きやすいと評判です。

ストレートシルエットということでレングスの設定は32インチから。
長めにロールアップしていただいても面白いですし、もちろん自分好みの丈にカットしていただくのも良いですね。

独特なブルーのトーンも素晴らしく、履き方や洗い方によって色の変化は千差万別というのも面白いところ。
履き込んでいくと、摩擦の多い場所から毛羽が取れていき、濃淡の美しい色落ちが楽しめます。

なお、クッキリとした色落ちを出すため、半年洗わないとか、洗うときは裏返しにするといったコダワリは不要とのこと。
なんら気を使うことなく、普通に洗って干してを繰り返し、自然な形で自分だけの一本に育てて欲しいとのことです。

その方が楽ですし、清潔ですね。
そんなやり方でも、美しいカラーコントラストがついた、自分だけの一本に育ってくれます。
初めのゴワっとした感じからは想像できないほど、サラッと柔らかな生地感に変化していき、とても履きやすくなるのも驚きです。

ウエストは履いていると伸びてきますので、ベルト無しのジャストサイズで履かれたい場合は購入時はややキツイくらいのウエストサイズをお選びいただくのがオススメ。
試着時はボタンを留めるのも硬くて苦労しますが、1,2回履くだけでそのあたりのストレスは無くなります。
ちなみに、ウエストサイズは710よりもやや大きめの作りですので、お手持ちの710と同程度のウエストサイズで履かれたい場合、711は710よりも一つ下のウエストサイズをお選び下さい。

ワンウォッシュモデルですので、洗濯による縮みはほとんどありませんが、伸びたウエストは洗うことで縮み、履くことで伸びる、の繰り返し。
レングスもほとんど縮みませんが、履き込んでいくことで少し膝がでてきますので、新品時よりも1cm程度短くなるとお考え下さい。
また、高温乾燥機を使用される場合は上記よりも縮む可能性がありますので、別途ご相談下さい。

710とは異なる魅力に溢れる素晴らしいムードを醸し出す一本。
日常の相棒として、永くお使いいただけます。

※ 色移りする場合がありますので、単品での洗濯をオススメいたします。淡色アイテムとの摩擦にもご注意下さい。