シンプルながらもサンリミットらしさが漂う、秀逸な新型ストレートチノパンツが登場しました。

どうしてもこの手のトラディショナルなチノパンを作ろうとすると41カーキのような感じになっちゃうんですよ、とデザイナーの門田さんはおっしゃってましたが、やはりそこはサンリミット。
似ているようでどこか違う、独特な雰囲気とオーラがあります。

サイドはダブルステッチ、細長いベルトループ、ポケット口は両玉縁と、ディテールも踏襲しているかと思いきや、コインポケット・ヒップポケット共に揉み玉縁仕上げという特殊なこだわりが。
無骨なミリタリーチノに繊細さと上品さがプラスされています。

また、フロントポケットは利便性を考えてか、潔くジッパー仕様。
このあたりもガッチガッチのレプリカ系とは異なる柔軟性があり、ビンテージ至上主義的モノづくりとは一線を画しています。

シャツだけでなくボトムスにも定評のあるサンリミットだけに、シルエットの良さはこちらのモデルでも健在。
太めでズドンのボリューミーなシルエットは存在感があり、ジャストで履いてもルーズに腰履きしてもサマになります。

左綾の単糸使いで特別に高級といった生地でもありませんが、いかにも王道のチノクロスといった感じの丈夫で頼もしい風合い。
サイドのダブルステッチはバッキバキにパッカリングが出てきますし、全体的にスモーキーに色落ちしてくると、新品の状態とは違った良さが出てくるかと。

オリジナルにはない、ダークトーンの2色展開。
こちらはカジュアルコーディネートに抜群に落とし込みやすい、万能なネイビーカラーになります。