バトナーの代名詞、シグネチャーシリーズ。
5ゲージのローゲージあぜ編みニットがお馴染みですが、実は同シリーズには7ゲージモデルも存在します。

今回入荷したのは、その7ゲージのカーディガンジャケットモデル。
見るからにモノの良さが感じられる素晴らしい一着です。

袖口や裾をあえて1x1リブなどで切り替えないことで、整然と整った編み玉の美しさ、両畦編みならではの立体感が際立ち、リラックス感と高級感が同居した佇まいに。
コットンニットと思うほどチクチク感の少ない滑らかな肌触り、コシがありながらも柔らかで、手で持ってみると重みがあるのに意外なほどの軽い着心地にも感動させられます。

このシグネチャーはバトナーの看板商品として改良を重ねに重ね、SOLIDWOOLという新しい糸をオリジナルで開発して使用するまでに。
今まで以上に編地が整って上品なルックスになっているだけでなく、さらに肌触りは優しく、毛玉もできにくくなり、耐久性も向上するなど進化を遂げています。

起毛感がなく、非常にクリアで洗練された雰囲気に仕上がっているのは高級な梳毛ウールならでは。
原料の良さ、ニッティング技術、デザイン、どれをとっても一級品です。

税抜き30,000円というプライスですが、このご時世、このクオリティでこの価格はまさに驚異的。
他ブランドの追従を許さない圧倒的コストパフォーマンスは、ファクトリーブランドのバトナーだからこそ。

畦の立体感が強いため、前立て部分が主張することなく馴染み、全体のバランスが非常に良いのも特徴。
あと、ハンドポケット付きというのも大きなポイントです。

このポケットも単純なスクエア型ではなく底が少しカーブした形状になっており、直線的になりすぎず、ポケットの立体感も際立つ秀逸なもの。
たとえコストが上がってもこう言った細部にまでこだわりや美意識を追求する姿勢、ただ品質だけを売りにするファクトリーブランドものとは一線を画しています。

大ぶりなホーンボタンも良いアクセントに。
日本のブランドだけに着丈袖丈は日本人にピッタリの設定になっているのも嬉しいポイントです。

ハンドポケット付きということもあり、春や秋はニットアウターとして重宝しますし、冬はもちろん中間着としても活躍します。
インナーはシャツやハイゲージニット程度ということでしたらいつものジャストサイズで、アウター的使い方がメインで、インナーに厚手なものも着たいということでしたらワンサイズアップもオススメ。

あえて少しゆとりのあるサイジングでリラックス感を強調してあげると、大人の余裕感、ラグジュアリーな雰囲気すら醸し出せるかと。
非常に美しく整っていて上品な面構えのため、あえてボロボロの軍パンやヤレたツイードパンツなどを合わせてカジュアルに振っていただくのも良いですし、高級レストランなどキチッと綺麗めな着こなしを求められるシチュエーションでも活躍間違いなし。

下に襟付きシャツを合わせてキレイめ感やキチンと感をプラスしても良いですし、ハイネックのカットソーやニットなどを合わせてソフトな感じを強調させても良いでしょう。
春や秋は無地のシンプルなクルーネックTシャツの上からラフに羽織るだけで大人っぽく見せてくれます。

上質な厚手のローゲージニットカーディガンとなると、なかなか高くて手が出せないという方も多いはず。
価格／品質／着心地／シルエット、全てにおいて素晴らしく、完成度の高さに目を見張る、納得の一着です。

こちらのGrayは、単純なモノトーングレーではなく、ややブルーがかった絶妙なニュアンスカラーになります。