いや〜蒸し暑いですね…
すでに息子はパンツ一丁で寝ております。
本日はこんな季節にもピッタリの、サラッとタッチの秀逸トップスをご紹介。
(モデル:身長168cm体重56kg細身男性)
【シャツ : Aquellos Ojos Verdes BISHU ¥39,600 / Size : 2】
【パンツ : CIOTA ¥29,700 / Size : 3】
アケヨスのスリーピングシャツといえば、ブランドの代表作にして傑作。
お持ちの方も多いのではないでしょうか。
生地を載せ替えて毎シーズンリリースされるのですが、使い勝手が良い上に生地によって随分雰囲気が変わるため、何枚も欲しくなってしまうという危険な魔力を秘めた一着です。
今シーズンはアムンゼンツイル生地が採用されているのですが、生地とデザインの相性は歴代トップクラスかと。
プロイセンブルーと名付けられた深いブルーのトーンも素晴らしく、いつも以上に多めに買い付けています。
薄手ながらも凹凸があってペラペラすぎず、サラッとしたタッチで肌離れもよく、春や秋はもちろん、夏も着用可能。
一枚でもインナーとしても、ロングシーズン活躍します。
スリーピングシャツの説明は、前にも何度かさせていただいてますので今回は簡単に。
生地は異なりますが、細かな仕様は下記Journal記事にてご確認下さい。
https://dresswell.jp/journal/51998
古着で人気を博しているロシア軍のスリーピングシャツがモチーフながら、南イタリアの伝統的なシャツ作りを反映させた、段違いにハイレベルな作り。
寝巻きならではの着心地の良さやリラックス感を残しつつも、エレガンスすら感じさせる立体的で美しい仕立て。
毎シーズン人気なのもうなずけます。
ボタンはもちろん、20年以上前の琵琶湖のマザーオブパールの削り出し&鳥足掛け。
前立て付け根のグリカンもちょっとしたアクセントに。
ボタンを開けてラフに着こなすのも良し、全て留めてキッチリ着こなすのも良し。
インナーにはクルーネックだけでなく、ハイネックや襟付きシャツをレイヤードするのも良さそうです。
デザイン的にはヘンリーネックのカットソーのようでもありますが、こちらは上質な布帛生地のため、見え方は完全に別物。
ブレザーなどのインナーに合わせても上品さがキープされます。
しかしなんといっても、このアムンゼン生地の素晴らしさですよ。
デザイナーの故郷でもある尾州産の素晴らしい生地使いが今回も冴え渡っています。
梨地とも呼ばれる組織ですが、その名の通り、梨(なし)の皮を思わせるような細かく不規則な凹凸とサラッとした肌触りが特徴。
アムンゼン生地はガサガサしたものも多いのですが、柔らかさと光沢感を湛えた、ドレープの美しさも際立つ仕上がりに。
相変わらずの変態的なほどの生地へのこだわりが垣間見れます。
ドライタッチで肌離れが良く、汗ばむ季節でも着やすいため、暑くなってきたこれからこそ本番かと。
プルオーバーのゆったりシルエットということで肌に触れる面積も少なく、風抜けが良いため、見た目以上に涼しく感じます。
前後差のあるスクエアカットの裾にはスリット入り。
お馴染みの手縫いガゼットも目を引きます。
パフスリーブをメンズライクに落とし込んだ、ユニークな袖口も健在。
こちらもネックのボタンと同様、キッチリ留めても良し、留めずにルーズに着こなすも良し。
もっと暑くなってくれば、
袖は無造作にロールアップするのがオススメ。
Tシャツや半袖シャツよりも断然大人っぽいですし、襟なしのプルオーバーということで適度なリラックス感もあってキメキメな感じにならず、普段使いにもピッタリです。
作為的でない、自然なドレープが美しい…
逆にボタンをキッチリ留めて、袖口に生地を溜める感じも素敵です。
切り替えが入らず、すっきりとしたバックスタイル。
肩付近のダーツはデザイン的にもわずかなアクセントに。
また、裾をタックアウトするかタックインするかで大きく印象を変えられるのもこのシャツのポイント。
ロングパンツにタックインすれば、スッキリと大人っぽい印象が高まりますし、逆にショートパンツであればタックアウトでリゾートっぽいラフなスタイリングも似合うかと。
このあたりはその日のコーディネートに合わせてアレンジする楽しみがありますね。
【シャツジャケット : Aquellos Ojos Verdes BISHU ¥55,000 / Size : 3】
ジャケットとはいえ、スリーピングシャツと同じ完全一枚仕立てですので、長袖シャツ感覚で着用いただける優れもの。
カバーオールのようなルックスながら、軽やかで暑い季節も着こなしやすく、真夏の日焼け or 冷房対策にも重宝しそうです。
布帛生地なので伸びなどを気にすることなく、暑くなったら腰に巻いたりしやすいというのも何気に便利かと。
こちらはシェルボタンではなく、シャツに付属するものよりもやや大ぶりな水牛ボタン。
シックで高級感があります。
夏はできれば手ぶらで軽やかにいきたいですからね、ハンドポケット付きというのはやっぱり便利。
アウターとして夏まで着れて、春や秋はインナー使いもできるため、スリーピングシャツと同様、かなりのロングシーズン活躍してくれます。
ということで以上。
単調で味気ないコーディネートに収まりがちな夏の装いにも映える、シンプルながらも存在感抜群のアケヨスのシャツたち。
サイズ2は女性の方が大きめに着ていただいてもカワイイです。
どうぞお試しを〜