【アッパーの革について】

前回はCadiceベビーカーフのNavyカラーのみの設定でしたが、今回は革の載せ替えが可能です。
【全8種類、12パターンからお選びいただけます】

 

【Cadice(カディチェ)：デッドストックベビーカーフ　色：Navyのみ】

革を採るために牛を育てていた時代の希少なベビーカーフのため、現行のものとは比べ物にならない品質。
ペラペラすぎず、コシがあり、まるでコードバンやエナメルのようなキメの細かさ。

当時でも上物と位置付けられていたもので、さらにこちらはクロム50%ベジタブルタンニン50%という、ベビーカーフとしては非常に珍しい混合なめしのため、エイジングも楽しめます。

暗めの室内ではBlackに見えるくらい、Navyとはいえ濃いめのトーンです。

在庫僅少、再調達不可。

 

【Garda(ガルダ)：デッドストックベビーカーフ　色：Black】

革を採るために牛を育てていた時代の希少なベビーカーフのため、現行のものとは比べ物にならない品質。
ペラペラすぎず、コシがあり、まるでコードバンやエナメルのようなキメの細かさ。

当時のベビーカーフとしても上物で、ベジタブルタンニング比率は30%のため、Cadiceに比べると上品な印象です。
詳細は下記Journal記事の下部をご覧下さい。
https://dresswell.jp/journal/75536

在庫僅少、再調達不可。

 

【Garda(ガルダ)：デッドストックベビーカーフ　色：Navy】

色違いのネイビー。
室内ではBlackに見えるくらい、Navyとはいえかなり濃いめのトーンです。
光に強く当たると青みが覗きます。

在庫僅少、再調達不可。

 

【Garda(ガルダ)：デッドストックベビーカーフ　色：Brown】

色違いのブラウン。
画像ではつま先を中心にアンティークフィニッシュが施されていますが、こちらは有料オプションになりますので通常は施されていません。

在庫僅少、再調達不可。

 

【Lama Calf：ラマカーフ　色：Avioのみ】

高品質なベビーカーフをラマの革風に加工したもので、世界で最も高級なシュリンク系レザーと言っても過言ではなく、イタリア最高峰のビスポーク工房やステファノベーメル等、ハイエンドなところで採用されています。
残念ながら廃番となってしまいましたので、在庫限り。

詳細は下記Journal記事の前半部分をご覧下さい。
https://dresswell.jp/journal/75536

在庫僅少、再調達不可。

 

【特殊防水スエード　色：向かって左からDark Olive, Cork】

液剤やシリコン等を使用せずに防水性を確保した、画期的かつ唯一無二のスエードレザー。

厳密にいうと防水ではなく、水シミが残らないというのがウリのようですが、ルイヴィトンなどのメゾン系がこぞって採用を始めており、業界内で話題となっています。
実際に水滴を垂らして実験してみましたが、乾いたあとにブラッシングするとシミが消えました。

通常のスエードと同じお手入れでOK。
悪天候時に頼りになるだけでなく、スムースレザーにはない風合いとルックスはファッション的にもアクセントになってくれます。

 

【特殊防水スエード　色：Cork　ブラッシングの方向によって色の濃さが変わります】

 

【特殊防水スエード　色：Dark Olive　ブラッシングの方向によって色の濃さが変わります】

 

【旧ILCEA(イルチア)：デッドストックベネチアンカーフ　色：Blackのみ】

パティーヌという言葉を世に広めたあのフレンチ高級靴メゾンがかつて使用していた、旧イルチェアの希少なデッドストックベネチアンレザー。

このタンナーは一度潰れてしまったため当時のタンニングレシピは消失しており、二度と同じ革を作ることができません。
その後イルチェアは復活しましたが、現行のベネチアンレザーは全くの別物になってしまいました。

そもそも、旧イルチェアベネチアンレザーの良さというのは、色の抜きやすさや入りやすさ、そして何といっても色を入れた際のくっきりしすぎない絵画的な階調にあります。
現行ベネチアンは肝心なその部分が失われてしまい、ハッキリわかりやすい発色やグラデーションとなってしまいましたが、この旧ベネチアンレザーは現行とは一線を画す、柔らかく複雑なニュアンスを表現できるのが特徴です。

しかも今回少量入荷したのは、最盛期の最も品質が良かった頃の革ということで品質もピカイチ。

さらにパティーヌについては、当店ではサンダルなどでお馴染み、あのPEZZETTINO職人に依頼することが可能です。
もともと画家志望だっただけに、パティーヌの腕前もセンスも抜群。

ご希望のお色とムラの有無をお知らせ下さい。
一旦色を抜いてから入れていきますので、淡い色合いなども含め、基本的にどんなお色にも染めることができます。
（パティーヌ代金として別途税込18,900円を頂戴いたします）

もちろん、脱色や染めも行わないプレーンな状態でお渡しすることも可能。
その場合でも、使い込んでいく内に色が抜けてきて、図らずもグレーのパティーヌを施したような表情に変化するはずです。

在庫僅少、再調達困難。

 

【旧ILCEA(イルチア)：デッドストックボックスカーフ　色：Light Brown】

こちらも旧イルチェアの革、デッドストックのボックスカーフになります。

このタンナーは一度潰れてしまい、当時のタンニングレシピが消失したこともあって、かつてのような品質ではなくなってしまいました。
こちらは世界一とも言えるクオリティを誇っていた全盛期の頃の革ということで、とにかく素晴らしい仕上がり。

数色まとめて見つかりましたが、その中でも特にこのライトブラウンカラーの品質は抜群で、恐ろしくキメが細かく整ったスムースな表情はコードバンやパテントレザーを彷彿とさせるもの。
とはいえ、ボックスカーフということで革本来の銀面を最大限に生かすカゼイン仕上げが施されており、革らしい表情も生かされています。

在庫僅少、再調達困難。

 

【旧ILCEA(イルチア)：デッドストックボックスカーフ　色：Navy】

色違いのネイビー。
こちらは前回のトランクショーにて完売したはずでしたが、サイズ8(42)までであればもう一足分作れそうだということでラインナップに加わりました。

正直、厳密に比べてしまうとライトブラウンの方がより品質が高いように思いますが、それでも現行では作ることのできない超ハイレベルな革であることは間違いありません。

限定1足分、再調達困難。
サイズ9(43)製作不可。

 

【POLARIS(ポラリス)：ミュージアムボックスカーフ　色：Burgundyのみ】

ポラリスは、様々なタンナーの技術者が集まって設立された経緯もあり、極めて品質の高いレザーを生産する新進気鋭の超実力派タンナー 。
自社ホームページすらないということで特に日本では知名度皆無ですが、業界では一目置かれた存在。
ただ、小規模かつ非常に高価ということで、いまやエルメス専属になりつつあります。

こちらのミュージアムカーフも他の追従を許さない圧倒的品質と美しさ。
ミュージアムカーフといえばイルチアやゾンタ、ハースが有名であり、ジョンロブが世に知らしめた感じがありますが、実際にジョンロブのミュージアムカーフモデルと見比べると、その透明感・発色・整った肌理の細かさ、すべてにおいて上回っている印象です。

また、ボックスカーフということで革本来の銀面を最大限に生かすカゼイン仕上げが施されていますが、原皮の質がシビアに問われるだけに、相当良いものを厳選していることも分かります。

スポンジで色をつけてランダムな濃淡を出すムラ染めですが、ダークトーンのバーガンディーカラーがベースのためいやらしい感じもなく、革質の良さもあって上品。
光に当たるとワインレッドの赤みが部分的に覗く感じがとても美しいです。

インディゴデニムなどとの相性も良く、思いのほか合わせやすいカラーリングになります。

限定数量、再調達困難。

 

【ZONTA(ゾンタ)：デッドストックボックスカーフ　色：Blackのみ】

イタリアの老舗タンナー ゾンタのボックスカーフですが、10年以上前の希少なデッドストックですので、現行品とは明らかに別次元の素晴らしいクオリティです。
今これほどの品質の革は、どこのタンナーであれほぼ出てこないレベルです。

ボックスカーフということで革本来の銀面を最大限に生かすカゼイン仕上げが施されていますが、原皮の質がシビアに問われるだけに、相当良いものが使われているということが分かります。

在庫僅少、再調達困難。