商品説明文は後日あらためて掲載いたします。
ご不明な点は、メール又はお電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。

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以下、ブランド側からの説明文になります。

長い間探し続けてきた答えがようやく出ました。

６２０と名付けたこちらのジャケット。
コレクションやオーダーなど過去全てのパターンの型番になります。
つまり６２０番目に作った形という事になります。
ドレスシューズやバッグなど革小物などで見られる数字での商品名は無機質が故にフラットでイメージに偏りが無く、また淡々と目の前の仕事をする職人の心意気も感じられる。

そんな６２０は、シャツ屋が作るリラックスしたカッコいいジャケットという粗雑なワードを模索して早数年、クラシックオープンカラーをデフォルメしカーブを多用したゴージー低めの衿、馬蹄をイメージした袖口切り替えはシャツのカフスも重なって見えてくる、シルエット全体はノーベントで少しフレアの入った動きのあるシルエット。
テーラードジャケットのようであり、上品なワークジャケットのようである。

私の思うメンズファッションとは歴史あるものは自動的に良いものとして認められやすい保守的な世界。
私自身もそれは感じるし、出来上がって完成しているものをあえて変える必要はあるのだろうかと自問自答し、切り替え一本入れることに悶々とする日々でデザインする事は永遠の課題です。
そんな歴史至上主義の中で新しいデザインをする、Aquellos６２０番目の歴史です。

生地は、１８９１年アイルランド・ポータダウンで創業した老舗生地メーカー、スペンスブライソン社製。
昨年も使用した素材ですので他にも探していたのですが、この生地に勝るものがなかった、採用理由はただそれだけです。

繊維長の長い上質なリネンが栽培出来る欧州でも、限られた由緒正しき「アイリッシュリネンギルト」に加盟し英国王室御用達のメーカー、スペンスブライソン社。
綿１００％のチノでも良い、されどそれよりも美しく良いのは麻だと思わせてくれた素材です。

強撚糸を使用しドライタッチで清涼感があり、柔らかい光沢が品格を与えてくれます。
洗いを何度も繰り返し、経年変化が楽しみになる生地です。

ありそうでない深みのあるオレンジ、魅力的な色味です。