皆さま、ご無沙汰しております…
ご察しの通り、イベントやら確定申告やら展示会やらで地獄を見ておりました…

そんな中でも息子はついに小学3年生に。
2年生の1年間でもかなりの成長が見られ、お兄ちゃんっぽくなってきました。

家でたまに歌っているんですが、先日はドレミの歌を熱唱。

ドはドーナツのド〜
レはレモンのレ〜

ミはみんなのミ〜
ファはうんこのファ〜

……成長しているんでしょうか？

連日、オススメ商品がモリモリに入荷中です。

忙しさにかまけて全くご案内できてませんでしたので、今回は適当に撮った写真でザッとご紹介させていただきます。

まずはLAVENHAM(ラベンハム)。
ここ数年の定番として人気を博しているUNWADDED GILET(アンワディッドジレ)に新色が登場しました。

あえての中綿なしで保温性が高くないというのが肝。
これが超便利なんです。

オシャレ感を加えやすいというファッション的な魅力だけでなく、寒暖差もあって、シャツやロンTだけでは少しだけ肌寒い、といったこの時期にも丁度良く、とにかく思いのほか重宝する一着。

ピスタチオカラーのボディにダークオリーブカラーのパイピングがアクセントに。
さらに高級感のある大振りホーンボタンが彩りを加えてくれて、見事なまとまりを見せてくれています。

ダークブラウンやネイビー、ブラックなどダークトーンのインナーで派手すぎない絶妙な差しになってくれますし、ミリタリーグリーンなんかともトーン違いの同型色ですので相性良し。

カジュアルにもドレスにも合わせられる振り幅の広さ、アームホール広めで重ね着しやすい点など、とにかく使い勝手抜群です。

生地はワックスコットンの老舗、スコットランドの「ハリー・スティーブンソン社」から調達した、丈夫で耐久性のあるドライワックスコットンを採用。
オイルドコットンのようにべたつかず、軽くて通気性にも優れていながら、撥水性にも富んでいる実用的なものです。

これがまた着込んでいくと良いアジが出てくるんですよね。
ということで経年変化もお楽しみいただけます。

こちらも定番の形、ミックフィールドベストの中綿なしバージョン。
アンワディッドジレに負けず劣らず使いやすい一着です。

表地にはラベンハムを代表する撥水ポリエステル生地、ラブンスターを採用。
薄手で柔らかくしなやかながら、裏地付きのフラシ仕様ということもあって、ペラペラすぎる感じも頼りない感じもありません。

また、オニオンキルトの変形のようなウェーブ状ステッチパターンは、オリジナルのホースラグに使用されていたもの。
大振りなキルトパターンな上、中綿入り生地のように中で接着されていないためドレープも出ますし、パッカリングと相まって独特な陰影ある表情を見せてくれます。

スタンドカラー＆スナップボタンということもあって、ジレというよりアウターベストという感じ。
よりカジュアルなデザインになりますが、グレージュ／トープ系のボディカラーをブラックのコーデュロイパイピングで引き締め上品な配色のため、大人っぽく洗練された印象に仕上がっています。

スナップボタンもパイピングと同色で溶け込ませてあるため、目立たずシック。
安っぽさがありません。

ハンドポケット付きで、今時期はアウターとして、冬はインナーとして3シーズン活躍します。

こちらもアームホール広めのため重ね着しやすく、レイヤリングの際もスタンドカラーがVゾーンに良い感じの変化を加えてくれるため、実用性だけでなくファッションアイテムとしても優秀です。

そして、こちらは同生地＆同キルトパターンのAラインロングコート、CHANTRY(シャントリー)。

こちらも、グレージュ系ボディにブラックコーデュロイのコントラストが絶妙に映えます。
裏地付きとはいえ、とても軽くて柔らかい着心地の良さも特徴的。

コーデュロイは冬っぽくない？とご心配の方もいらっしゃるかもしれませんが、薄手で細畝、分量が少ないこともあって見た目に暑苦しい感じはありませんし、実際暑くもありません。
あくまで襟周りの肌当たりや見た目を考慮しての採用です。

サマーコーデュロイっていうのもあるくらいですしね。
このマットな質感は独特で、ベロアみたいに強過ぎず、ブラックだと特に見た目にも映えるため、個人的にも大好物。

また、前述のミックフィールドベストの場合、同色で溶け込むようにパイピング上にスナップボタンが打たれていましたが、こちらはその内側、ボディ部分に打たれているため、ブラックボタンの存在感が際立ちます。

襟周りやハンドポケット口の幅広な切り替えと相まって、要所要所にバランス良くブラックのアクセントが入ることで引き締まった印象に。
Aラインのエレガントなロング丈も、カラーコントラストの効いたこのデザインと好相性で、オンオフ使える大人のための一着に仕上がっています。

お次はAquellos Ojos Verdes BISHU(アケヨス オホス ヴェルデス ビシュウ)。

一般的なテーラードモノともワークモノとも異なる、特徴的なラペルのオリジナルジャケット、その名も620。

ちょうどこのジャケットがアケヨス誕生から620番目の型番ということで名付けられたということですが、デザイナー永田さんが数年の試行錯誤の結果生み出した完成系とも言えるオリジナルデザインになります。

これがもう素晴らしいの一言。

決して気を衒っているわけでもなくミニマル、それでいて未だかつてない雰囲気を纏わせるのは、あらゆる様式が出尽くした感のあるファッション、とりわけ保守的なメンズクロージング系ではことさら難しいはず。
そこに果敢に挑戦し、ブラッシュアップしていく姿勢だけでもあっぱれですが、これだけの美しいバランスにまとめ上げるセンスには素直に脱帽です。

今回はまた生地との相性も完璧。

アイリッシュリネンの最高峰、Spence Bryson(スペンスブライソン)のトロピカルリネンは、生地感の素晴らしさは当然のこと、この色味も最高です。

落ち着いた大人の魅力を匂わせながらも垢抜けた印象のオレンジブラウン系の絶妙なトーン。
地味な印象は皆無ながらも決して派手でもなく、反対色のブルーやネイビー、同じ暖色系のベージュやキャメル、はたまたモノトーンのグレーやブラックとも好相性という合わせやすさ。

しかも襟を寝かせればテーラードジャケット的なドレス寄りのスタイルに、襟を立てればワークジャケット風のカジュアルなスタイルに、スタイリング次第で大きく印象を変えられる優れものです。

ラペルを寝かせる際は、第一ボタンは段返りになっていますので、中一つ掛けで。

ちなみに以前まで使用していた琵琶湖のデッドストックマザーオブパールを使用した特注シェルボタンは、残念ながら職人さん引退のため生産不可能に。
とはいえ、代わりに採用されたマーブル調のこのボタンも負けず劣らずの存在感と美しさ。

当然、いつものように鳥足掛け＆寝巻きがされているのもアケヨスらしいポイントです。

馬蹄(ホースシュー)をイメージしたという袖口は、テーラードの切羽とも、一般的なシャツカフとも異なる、曲線美が美しいオリジナリティ溢れるもの。
袖裏も付いていないので、肘までガーッとロールアップしてラフに着こなすのもオススメです。

ノッチ無しとはいえショールカラーでもなく、ゴージライン低めで下襟から上襟にかけてゆるやかに広がるラインにもこだわりや美意識がヒシヒシと感じられます。
リネン特有のバキバキのシワを刻んで、さながら自分の鎧のようなフォルムに馴染んでくると、貫禄が出てさらに唯一無二の魅力が出てきそうですね。

大見返しのアンコン一枚仕立て、ペラペラとまではいかないもののこの手のジャケットにしては夏も着やすく、シャツのように自宅でも洗えるので衛生的。

他のモデル同様、立体的なパターンながらもドロップは極力控えめ、裾に向かって僅かにフレアがかるようなシルエットも独特。
シワも味、ブルゾン感覚でラフにも着れて、普段使いにもピッタリな大人のための技アリな一着です。

ぜひ一度お試し下さい〜

そしてこちらもとんでもない生地使いのリネンシャツが登場。

あまりに生地が高価で、アケヨスの1stシーズンにしか採用されたことのないという、その名もLUXE LINEN(リュクスリネン)シリーズからの一枚。
ガーゼのようなやわふわな驚きのタッチに変化する未体験のリネン生地。

展示会でデザイナーの私物を触らせてもらった時は、あまりに凄過ぎて笑ってしまいました。
店頭にもウォッシュサンプルをご用意していますが、皆さんその変化に驚かれています。

こちらもぜひお試し下さい〜

簡単にご紹介するつもりがついクセで長く語ってしまいましたので、今回はここで一旦終了。
続きます〜