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awasa / Cotton Silk Pack T-Shirt

Journal / Awasa, Items

24awシーズンよりお取り扱いさせていただく、新ブランドのご紹介です。

awasa(アワサ)。

語源はデザイナーの故郷、福井県の方言で「あいだ」を意味する言葉。

フォーマルとカジュアルのあいだ
ベーシックとトレンドのあいだ
男と女のあいだ
温と冷のあいだ
ONとOFFのあいだ
など

ただただ真ん中を選べば良いという事では無く、常に”あいだ”に立ち、物事をフラット捉える。

企画者の思考
生産の思考
購入者の思考

色々なモノやコトが”あわさる”、偏りの無いプロダクトを表現したい、とのことで名付けられました。

0と1のデジタル時代、原理主義的思想は分断を生み、経済的には天井知らずの格差。
グラデーションや寛容を認めない風潮は、ファッション業界にも蔓延っています。

そんな中でも当店は、特定のジャンルや系統に偏ることなく、さまざまなテイストを融合することで生まれる揺らぎや違和感、コントラストにこそ、楽しさや美しさがあるというスタンス。
awasaは、そんなウチの折衷主義とも共鳴するところがあり、プロダクトの素晴らしさだけでなく、思想的にも惹かれるものがあって、この度お取り扱いさせていただくことになりました。

そんなawasa(アワサ)からの24aw入荷第一便は、2枚セットのパックTシャツ。
これが地味ながらも秀逸なんです。

まず、awasaのウエア全般に言えることですが、大前提として着心地が良いというのは必須条件。
Tシャツ以外のアウターやボトムスなどについても快適さ・上質さは揺るぎなく、この点は一貫しています。

ファッション性を重視するあまりに我慢を強いるものでもなく、逆に快適性や機能性に振り切った無味乾燥なものでもなく、まさにあわさ(あいだ)、ちょうど良い塩梅の逸品が揃います。

また、より良いものを求めて、時にはタウンページ的なものから片っ端に電話をかけて産地や工場を開拓するという、地道で気の遠くなるような作業も厭わない徹底した姿勢も魅力のひとつ。
その上で生み出されるプロダクトは、ひとつひとつに想いがこもっており、澄まし顔ながらも熱量高めです。

確立されたルートで手堅く効率的にOEM生産されるものに比べ、デザイナーやディレクターの工夫や試行錯誤という手垢が目に浮かぶような製品の数々。
目の行き届く範囲でしっかりと丁寧に作られたものは、安心感があって信頼できますね。

00年代のNYスナップに登場する、白いTシャツをサラッと着こなす凛とした女性をイメージしたという一着

個人的にこのTシャツを見て想起したのは、この写真みたいな雰囲気。
awasaがイメージしているのはもうすこしストリート寄りな感じでしょうが、まぁこんな感じで一枚でもサマになる白Tシャツということです。

まず、この生地が素晴らしい。

日本でも有数の絹織物の産地である福井県にて、紡績から編み立てまで一貫して行われたコットン・シルク天竺生地。
触れただけで分かる上質さと気持ち良さ。

とても柔らかく、どこかもっちり、わずかにキックバックを感じるような優しいタッチ。
とはいえ、肉厚というほどではないので、肌着としても使いやすい厚みです。

シルクは人間の肌表面のPH値に最も近いということで、肌が喜ぶ素材。
また、吸湿発散性や中空組織による保温性の高さ、肌が乾燥しにくいといった特有のメリットもあり、肌に直接触れるTシャツへの採用はメリットだらけです。

ただ、ラグジュアリーメゾンなどがリリースするシルクTになると、細番生糸によるいやらしすぎるほどの光沢や、過度なドレープによるボディラインの露出が悪目立ちし、着にくかったりします。
そもそもプライスが法外なので、気安く買えませんが…

その点、こちらのTシャツはバランスが優秀。
いかにもな高級感は控えめながらも、明らかにものの良さを感じさせる上品さがあり、カリカリのアメリカンTシャツのようなどカジュアル感はなく、それでいてペラペラとした肌着感もなく、スムースで普段着に落とし込みやすい見事な立ち位置。

一枚ではもちろん、インナーとしてもマルチに大活躍間違い無し。
おまけにプライスも現実的です。

(モデル:身長168cm体重56kg細身男性)
【Tシャツ : AWASA / Size : 2】
【ベルト : PEZZETTINO  / Size : F】
【その他 : 私物】

ちなみに、3サイズ展開のユニセックスモデル。

サイズ1は女性の方や、ジャストで着用されたい比較的細身の男性にピッタリのサイズ感。
ジャストサイズをお選びいただければ、コンパクト目なアウターの下でももたつきにくいシルエットになります。

とはいえ、ピタピタに張り付くようなフィットではありませんので、上着を脱いで一枚になっても小っ恥ずかしくありません。

このネックバランスもお見事。
個人的に最も惹かれたのは、この部分かもしれません。

程良く詰まっていながらも、しっかり前下がりした美しい曲線を描くネック周り。
袋になったフライスリブの幅も中庸で、どんなスタイルにも合わせやすいかと。

【ニット : BATONER  / Size : 1】

ニットやカットソーのインナー使いでも、しっかりチラ見えしてくれてレイヤードに一役買ってくれます。

もちろんトップスにもよりますが、こんないい感じの分量で露出してくれる白Tシャツが案外少ない…
ネックラインが深いと見えてくれませんし、プラダのパックTみたいに詰まり過ぎだと出過ぎますし、なかなか塩梅が難しいところ。

このバランスが絶妙です。

もちろん、サイズが上がるにつれてネック周りの寸法も大きくなりますので、ネックの詰まり具合主体でサイズをお選びいただくというのもアリかと思います。

【シャツ : AULICO  / Size : L】

シャツのインナーとしても優秀。

生地が肉厚すぎないので、高番手の薄手ブロードシャツなどとも馴染みが良く、それでいてペラペラではないので、肉のあるネルシャツなんかのインナーでも違和感無し。
ほんと中庸で丁度いいんです。

まさにアワサ。

あと、漂白されたような真っ白ではなく、生成りっぽいホワイトというのもポイント。
パキッと抜けすぎず優しい感じで、生地の柔らかなタッチにもマッチしています。

肩幅はイマドキのTシャツとしてはジャストめ。
また、袖山はそれほど低くないので、適度に収まりが良くスマートな印象。
ブレザーなど、比較的アームホール狭めのアウターの下でももたつきにくいかと思います。

なお、写真を撮り忘れましたが、袖付けの縫い代は互い違いに倒してごろつきを減らす工夫がされているなど、見えない部分にもこだわりが。

また、紡績や編み立てだけに留まらず、縫製や整理加工まで、すべての工程を一貫して行える工場で生産されているのも特徴。
各工程間の意思疎通がスムーズになるため、統一感のある仕上がりになるだけでなく、中間マージンがカットされることでコストパフォーマンスに優れるというメリットがあります。

プライスは2枚で税抜15,000円ですから、一枚あたり税抜7,500円。
このクオリティであれば十分お買い得かと。

探すとなかなか良いものが見つからない、肌着としても一枚でも着れる優秀な白Tシャツ。
これは何枚持っていても困らないやつです。

ご好評につき早速旅立っていますので、ぜひお早めにお試し下さい〜

ちなみにawasaからはタートルカットソーやソックスも今後入荷予定。
こちらもお楽しみに〜

Written By Kohei

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